J:COM NETとは
J:COM(ジェイコム)は、ケーブルテレビ最大手のJCOM株式会社が提供するサービスブランドで、そのインターネット接続サービスが「J:COM NET」です。他のプロバイダと大きく違うのは、フレッツ光に別のプロバイダを組み合わせる形ではなく、J:COM自社のケーブル回線・光回線にJ:COM自身のプロバイダ機能をセットにして提供している点です。テレビ・電話・モバイルとまとめて契約している世帯が多いのも特徴です。
一部のコースではNTT回線やau ひかり回線を利用するものもあり、「どの回線のコースで契約しているか」によって、解約の手順・撤去工事・乗り換え方法が大きく変わります。まずは現在のサービス構成を整理します。
基本情報
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 運営会社 | JCOM株式会社(KDDIグループ。ブランド名「J:COM」) |
| 公式サイト | J:COM公式(インターネット接続サービス) |
| サポート窓口 | J:COMカスタマーセンター(電話)・J:COMサポートページ |
J:COM NETは今どのサービスを持っている?(早見表)
| コース名 | 回線 | 最大速度 | 現在の受付状況 |
|---|---|---|---|
| 光10G/1Gコース(J:COM回線) | J:COM自社の光回線 | 10Gbps | ○ 受付中(一部エリア未提供、順次拡大) |
| 光10G+Wi-Fi 7 | J:COM自社の光回線 | 10Gbps | ○ 受付中 |
| 光1ギガ(Wi-Fi付き) | J:COM自社の光回線 | 1Gbps | ○ 受付中(Wi-Fi 7には非対応) |
| J:COM NET 1Gコース | ケーブルテレビ回線 | 1Gbps | ○ 提供エリアにより異なる(順次拡大) |
| 320Mコース | エリアにより提供 | 320Mbps | ○ 一部エリアで提供 |
| J:COM NET 光(N)1Gコース | NTT回線を利用 | 1Gbps | ○ 受付中 |
| J:COM NET 光 on auひかり(10G/1G) | au ひかり回線を利用 | 10G/1G | ○ 受付中 |
料金の目安(公式サイト掲載・キャンペーン価格を含む)
- 光10G(J:COM回線・戸建て):6か月間は実質0円、7か月目以降は税込6,160円
- 光10G+Wi-Fi 7:3か月間は税込1,628円、割引終了後は税込6,886円
- 光1ギガ(Wi-Fi付き):3か月間は税込0円、割引終了後は税込5,258円
ポイント
- 自社回線のコースは、フレッツ光の「転用」や光コラボの「事業者変更」の仕組みとは別の契約。他社へ乗り換える場合は、乗り換え先で新規の開通工事が必要になることが多い(光(N)・auひかり回線のコースは乗り換え方法を要確認)
- 大分エリア(J:COM大分)と横浜エリア(YCV)は、別事業者のサービスとして案内されている
- 掲載料金の多くはキャンペーン適用時の価格。通常料金はコース・エリア・テレビ等とのセット内容で変わる
主なオプションサービス
| オプション | 内容 | 料金 |
|---|---|---|
| ネットワークセキュリティー | ネットに接続している端末を自動で保護するクラウド型のセキュリティー。危険なサイトへのアクセスをブロックし、端末ごとに曜日・時間帯で利用を制限することもできる(設定が必要)。J:COMの次世代AI Wi-Fi(高機能Wi-Fi 7/高機能Wi-Fi)・メッシュWi-Fiに接続している端末が対象 | 無料 |
| マカフィー for ZAQ | 総合セキュリティーソフト。24時間365日のウイルス監視・削除、ネット閲覧時に追跡される行動履歴などのデータの保護、危険なサイトの警告 | 無料 |
| 迷惑メール撃退サービス | 受け取りたくないメールをサーバー側で自動的に拒否。広告メールなど、条件を設定して受信を回避できる | 無料 |
| メールウィルススキャンサービス | メールの添付ファイルがウイルスに感染していた場合に検出して駆除(パソコンに感染したウイルスは削除できない) | 無料 |
| メッシュWi-Fi | 家の中のWi-Fiが届く範囲を広げるオプション。場所に合わせて最適なWi-Fiに自動で切り替わる | 1台 月額550円(税込)。最大2か月無料のキャンペーンあり(契約内容により異なる場合あり) |
※最新情報はJ:COM公式サイトでご確認ください
終了・変更情報(時系列・随時追記)
- 2026年10月13日 2:00〜5:30、10月21日 0:00〜7:00:パーソナルIDシステムのメンテナンス。期間中はパーソナルIDでのログイン、新規登録・登録情報の変更・退会などができない(出典:J:COM)
トラブル事例(時系列・随時追記)
2026年9月23日:J:COMのインターネット接続が全国の広い範囲で約9時間つながらない大規模障害(公式発表)
- 発生:2026年9月23日(水)8時55分頃から18時頃まで。20時に全サービスが正常に提供されていることを最終確認
- 影響範囲:J:COM NET提供エリア(北海道・九州を除く)と、J:COMがインターネットサービスを提供するケーブルテレビ事業者エリアの一部。報道によると、影響は最大で約408万世帯
- 影響サービス:J:COM NETのインターネット接続(光 on auひかりを除く)、J:COM TVの双方向サービス・ネット動画配信、J:COM MOBILEのインターネット接続、マイページ・MY J:COMアプリ、パーソナルIDでのログインが必要な一部サービス。テレビ放送の視聴への影響は確認されていない
- 原因(9月24日時点の公式発表):外部からの大量アクセスによりDNSサーバに高負荷がかかったこと
- 対応:接続しづらいときはJ:COM機器の再起動を案内。カスタマーセンターの電話も障害の影響でつながりにくい状態になった。J:COMは再発防止として、アクセス集中対策の強化と障害時の情報提供の改善を表明
- 公式の発表:【復旧】NET障害ならびにカスタマーセンターにお電話が繋がらない事象について
情報漏洩・セキュリティ関連履歴(時系列・随時追記)
- 2026年6月〜7月:KDDIのISP事業者向けメール基盤への不正アクセス
- KDDIが提供するISP向けメールシステムに導入されていた第三者製ソフトウェアの脆弱性を悪用した不正アクセス。J:COMでの不正アクセスは2026年5月16日に始まり、KDDIが6月17日に確認してシステムを改修。J:COMは6月18日にKDDIから報告を受け、2026年6月23日に公表
- 漏えいが確認された情報:メールアドレス。J:COM NETのお客さまで247万3,191件、ケーブルテレビ事業者向けメールサービスのお客さまで11万8,752件(7月21日に訂正)。後者のうち1,257件はパスワードも漏えい
- 対応:パスワードの漏えいが確認されなかった方は、個別に案内のうえ、より強固なパスワードへの変更を推奨。パスワードの漏えいを否定できなかった方にはパスワードのリセットを実施済み
- 同じ基盤を利用する「BIGLOBEメール」(約501万人分)、「@niftyメール」(約225万人分)でも漏えいが発生(詳細はBIGLOBE完全ガイド・@nifty完全ガイドを参照)
- 2026年7月21日:KDDIが漏えい件数を訂正。ISP向けメールシステム全体で、メールアドレスの漏えいは12,231,954名、うちパスワードの漏えいは7,616,173名(出典:KDDI報道発表資料(PDF))
- 2026年7月29日:総務省がKDDIに対し、通信の秘密の保護に関する文書による行政指導(厳重注意)。2026年5月16日〜6月17日の不正アクセスで、約762万人のメールボックス内の情報が閲覧できる状態になっていたと指摘(出典:総務省)
- 2023年11月:メッシュWi-Fiのアプリ運用会社(Plume Design社)のサーバーへの不正アクセス
- J:COMへの直接の攻撃ではなく、メッシュWi-Fiのモバイルアプリのアクセスログサーバーが発端。2023年11月22日に公表
- J:COMの「次世代AI Wi-Fi」では、アプリ利用者226,832件の氏名が流出。ケーブルテレビ事業者のメッシュWi-Fiでは合計5,109件の氏名・メールアドレス(氏名は顧客番号の場合あり)が対象
- パスワードは含まれていないとされた
解約・乗り換え情報
※以下は第三者の比較サイトの解説も参考にしており、契約内容によって異なります。手続き前に必ずJ:COM公式窓口で最新の条件をご確認ください。
解約の手順(基本の流れ)
- J:COMカスタマーセンターへ電話、またはWebから相談する
- 電話:撤去日を調整したうえで申し込む。Webより手続きが早いと案内されることが多い
- Web:J:COMサポートページの「J:COMのサービスを解約したい」→「Webから相談する」。後日、J:COM担当者から電話があり、解約の意思確認と撤去日の調整が行われる
- 撤去工事の日程を調整する:J:COM回線の解約は、機器の撤去工事を経て完了する
- 撤去工事の実施:宅内の機器を回収。集合住宅は基本的に機器のみを撤去する「部分撤去」になる
解約時の注意点(お金まわり)
- 契約解除料:プランと契約期間により発生。例として、テレビ+ネットの一部プランで4,400円、「スマートお得プラン/プランミニ」で4,950円など(税込)。インターネット単体の場合は、最低利用期間(6か月)内の解約時のみ、残りの月数分の基本料金が発生する形とされている
- 自動更新:戸建ては2年、集合住宅は1年の契約期間が自動更新になるプランがあり、期間内の解約は解約金の対象になりやすい
- 撤去費用:機器のみ撤去する「部分撤去」で2,000円、引き込み線を含む「全撤去」で6,000円(いずれも税抜)が、解約金とは別にかかる
- 請求のタイミング:解約後も、最終月分の請求が届くことがある
解約でよくあるつまずきポイント
- 解約=その場で止まるわけではなく、撤去工事の日程調整が必要なため、引越しや乗り換えの日程に余裕を持って連絡する必要がある
- テレビとセットで契約している場合、インターネットだけ解約するとBS・CS放送などのテレビ視聴が終わる。地デジアンテナの設置など、別途の準備が必要になる場合がある
- 自社回線のコースは「転用」や「事業者変更」の仕組みが使えないため、乗り換え先の開通工事が終わるまでネットが使えない空白期間ができやすい
解約後にやるべきこと
- J:COM NETのメールアドレスは解約後は使えなくなる。銀行・各種会員サイト・通販などに登録しているメールアドレスは、解約前に変更しておく
- 乗り換え先の開通工事の日程と、J:COMの撤去日をできるだけ近づけ、ネットが使えない期間を短くする
- 引越しの場合は、J:COM引越し割などの優遇の有無を、解約前に確認する
メール関連まとめ
J:COMのメール(@jcom.zaq.ne.jp など)が送受信できない、情報漏洩のあとにパスワードを変えたらメールソフトでつながらなくなった、というときは、こちらで原因と確認ポイントをまとめています。
→【J:COMメールが送受信できない原因と解決方法|Webメールでの確認・障害情報・情報漏洩後のパスワード変更】
→【【プロバイダ別】メールが送受信できないときの原因と解決方法まとめ|OCN・ぷらら・BIGLOBE・nifty・J:COM対応】

乗り換えを検討している方へ
J:COMの自社回線のコースから他社へ乗り換える場合は、フレッツ光の「転用」や光コラボの「事業者変更」が使えないため、乗り換え先で新しく開通工事が必要になることが多いです。開通日とJ:COMの撤去日をなるべく近づけて、ネットが使えない期間を短くしましょう。
J:COMのメールアドレスは解約すると使えなくなります。乗り換えの前に、登録先のメールアドレスを変えておくか、Gmailなどへ移しておきましょう。
→【【2026年最新】プロバイダ乗り換え後もメールアドレスを残す方法|20社以上の料金・手順・注意点まとめ】
→【プロバイダメールからGmailへ移行する方法|失敗しない手順をわかりやすく解説】
乗り換え先の光回線を選ぶときは、こちらも参考にしてください。
→【フレッツ光と光コラボはどっちがいい?違いと向いている人、切り替えるときの注意点】
→【プロバイダーを乗り換える前に読む記事|役割・選び方・契約の流れまとめ】
長年使ったメール・スマホ・パソコンをまとめて整理したい方は
→【IT断捨離チェックリスト|長年使ったメール・スマホ・パソコンを安全に整理する方法】
ほかのプロバイダの完全ガイドもあわせてご覧ください。
→【【OCN完全ガイド】サービス・終了情報・解約手続き・トラブル事例まとめ|現場IT会社の記録】
→【【BIGLOBE完全ガイド】サービス・終了情報・解約手続き・トラブル事例まとめ|現場IT会社の記録】
→【【@nifty完全ガイド】サービス・終了情報・解約手続き・トラブル事例まとめ|現場IT会社の記録】
→【【So-net完全ガイド】サービス・終了情報・解約手続き・トラブル事例まとめ|現場IT会社の記録】
→【【ASAHIネット完全ガイド】サービス・終了情報・解約手続き・トラブル事例まとめ】


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このテーマの記事をまとめて読みたい方は
→【【まとめ】光回線・プロバイダの選び方と乗り換えガイド|フレッツ光・光クロス・メールアドレスを残す方法】
→【【まとめ】プロバイダ・ネットサービスの情報漏洩・不正アクセス対応ガイド|まずやることチェックリスト】
