パソコン新庄ネットコム

ホームページ制作会社が廃業したらどうする?ドメイン・サーバー・メールを守るための対処法

ホームページを制作してもらった会社が廃業してしまった。

「ホームページはこのまま使えるの?」
「更新や修正をお願いできる会社がなくなった」
「ドメインやサーバーの契約がどうなっているのかわからない」

このような状況で、何から手をつければよいのかわからず、困っている方もいるのではないでしょうか。

特に、ホームページの制作から公開後の管理まで、すべて制作会社に任せていた場合は注意が必要です。

ホームページだけでなく、会社のメールアドレスやドメインまで影響を受ける可能性があります。

この記事では、ホームページ制作会社が廃業したときに確認すべきことと、今のホームページを引き継ぐための方法をわかりやすく解説します。

目次

ホームページ制作会社が廃業しても、ホームページはすぐに消えるわけではない

まず知っておきたいのは、制作会社が廃業したからといって、必ずしもホームページがすぐに消えるわけではないということです。

ホームページは一般的に、次のような仕組みで運用されています。

項目役割
ドメインexample.comなどのインターネット上の住所
サーバーホームページのデータを保管する場所
ホームページ文章・画像・プログラムなどで構成されたWebサイト
メールinfo@example.comなどのメールアドレス
制作会社ホームページの制作・更新・管理を行う会社

制作会社が廃業しても、ドメインやサーバーの契約が継続していれば、ホームページを表示し続けられる場合があります。

ただし、制作会社が契約や支払いを代行していた場合は注意が必要です。
契約更新が行われず、突然ホームページやメールが使えなくなる可能性があります。

現在ホームページが表示されているからといって、今後も問題なく使い続けられるとは限りません。

ホームページ制作会社が廃業したときに確認すべき5つのこと

制作会社の廃業がわかったら、まずは現在の契約状況を確認しましょう。

1. ドメインの契約者と管理会社を確認する

最初に確認したいのが、ドメインの契約状況です。

ドメインとは、ホームページのURLやメールアドレスに使用される「example.com」「example.co.jp」などの文字列です。

ドメインの管理方法には、主に次のようなケースがあります。

  • 自社名義で契約し、自社で管理している
  • 自社名義で契約し、制作会社が管理を代行している
  • 制作会社名義で契約している

自社名義で契約している場合は、管理会社に問い合わせることで、管理を引き継げる可能性があります。
一方、制作会社名義で契約している場合は、契約者の変更などが必要になることがあります。
まずは、ドメインの契約者が誰なのかを確認しましょう。

ドメインの管理会社がわからない場合は?

JPドメインについては、日本レジストリサービス(JPRS)に問い合わせる方法があります。
JPRSでは、登録者や連絡担当者であることが確認できた場合、管理指定事業者について案内しています。

参考:JPRS|JPドメイン名の各種申請について

2. サーバーの契約状況を確認する

次に確認したいのが、ホームページを設置しているサーバーです。
制作会社が管理していた場合、どこのサーバーを利用しているのかわからないケースもあります。

例えば、次のようなサービスです。

  • エックスサーバー
  • さくらのレンタルサーバ
  • ロリポップ!
  • お名前.com レンタルサーバー
  • その他のレンタルサーバーや制作会社独自のサーバー

サーバーの契約者、契約期間、支払い方法を確認しましょう。
特に注意したいのは、制作会社が独自に管理しているサーバーを利用している場合です。
制作会社の廃業に伴ってサーバーが停止すると、ホームページのデータを取り出せなくなる可能性があります。
ホームページが表示されているうちに、データを保全することが重要です。

3. ホームページの管理画面にログインできるか確認する

WordPressなどで制作されたホームページの場合、管理画面から記事の投稿やページの修正ができます。
しかし、制作会社にすべて任せていたため、管理画面のURLやログイン情報がわからないというケースもあります。
まずは、次の情報が残っていないか確認してください。

確認項目内容
管理画面URLWordPressなどのログイン画面
ユーザー名管理画面にログインするためのID
パスワード管理画面のログインパスワード
登録メールアドレスパスワード再設定などに使用するアドレス

なお、WordPressの管理画面にログインできても、ホームページ全体を引き継げるとは限りません。
サーバーやデータベースへのアクセスが必要になる場合もあります。

4. 会社のメールアドレスに影響がないか確認する

見落としやすいのが、会社のメールアドレスです。
ホームページのドメインを利用して、次のようなメールアドレスを使用している会社も多いでしょう。

info@example.com

ホームページとメールは別々のサービスで運用されている場合もありますが、同じドメインやサーバーを利用していることもあります。
そのため、ドメインやサーバーの契約が終了すると、メールの送受信にも影響する可能性があります。

特に、次のような用途でメールを使用している場合は注意してください。

  • 取引先との連絡
  • 見積書や請求書の送受信
  • ネットショップの注文受付
  • 各種サービスのログインID
  • 銀行や行政サービスなどの登録メールアドレス

ホームページが表示されなくなること以上に、業務への影響が大きくなる場合があります。
ホームページの移転を行う際は、メールの設定も含めて確認することが重要です。

5. 制作会社との契約書や請求書を確認する

過去の契約書や請求書も重要な手がかりになります。
例えば、請求書に次のような項目が記載されていないでしょうか。

  • ホームページ制作費
  • ホームページ保守管理費
  • ドメイン更新費
  • サーバー利用料
  • SSL証明書更新費
  • メール管理費

これらの情報から、どのサービスを制作会社に任せていたのかを整理できます。
また、契約書にはホームページのデータや著作権、契約終了時の取り扱いについて記載されている場合があります。
廃業した会社との連絡が取れる場合は、データや契約情報の引き渡しについても確認しておきましょう。

制作会社と連絡が取れない場合はどうする?

制作会社が廃業してしまい、担当者とも連絡が取れない。

このような場合でも、すぐにホームページを作り直す必要があるとは限りません。

まずは現在のホームページの状況を調査することが重要です。

ドメインやサーバーの情報を調べる

ドメインの登録情報やDNS設定などから、管理会社や利用しているサービスを調べられる場合があります。

ただし、すべての契約情報が公開されているわけではありません。

技術的な調査だけでは契約者を特定できないこともあります。

過去のメールや請求書を探す

制作会社とのやり取りだけでなく、サーバー会社やドメイン管理会社から直接メールが届いていないか確認してみましょう。

契約時のメールや更新通知が残っていれば、管理会社を特定する手がかりになります。

別のホームページ制作会社に相談する

自社で調べてもわからない場合は、他社が制作したホームページの引き継ぎに対応している制作会社に相談しましょう。

ただし、すべての制作会社が既存サイトの調査や復旧に対応しているわけではありません。

新規制作だけでなく、サーバー・ドメイン・メールなどの技術的な管理にも対応できる会社を選ぶことが重要です。

今のホームページをそのまま引き継ぐことはできる?

ホームページ制作会社が廃業した場合でも、既存のホームページをそのまま引き継げる可能性があります。
ただし、ホームページの制作方法や管理状況によって対応は異なります。

WordPressで制作されている場合

WordPressで制作されているホームページは、データを取得できれば別のサーバーへ移転できる場合があります。

一般的なWordPressサイトでは、次のデータが必要です。

  • WordPressのファイル
  • データベース
  • 画像やPDFなどのアップロードファイル
  • テーマやプラグイン
  • 各種設定情報

WordPress公式ドキュメントでも、サイト全体のバックアップにはファイルとデータベースの両方が必要とされています。
ただし、有料テーマや独自開発された機能などは、別途ライセンスや動作確認が必要になることがあります。

HTMLで制作されている場合

HTMLやCSSなどで制作されたホームページは、必要なファイルを取得できれば、別のサーバーに移転できる場合があります。

ただし、お問い合わせフォームや検索機能などにプログラムが使用されている場合は、移転先の環境に合わせた修正が必要になることもあります。

制作会社独自のシステムを利用している場合

注意したいのが、制作会社独自のCMSやホームページ作成システムを利用しているケースです。
制作会社が提供するシステム上でしか動作しない場合、そのまま別のサーバーへ移転できない可能性があります。
この場合は、既存の文章や画像を活用しながら、新しいシステムでホームページを再構築する方法を検討します。

ホームページのデータが取り出せない場合は?

制作会社の廃業によって、サーバーがすでに停止している場合もあります。
バックアップが残っていなければ、元のホームページを完全に復元することは難しくなります。
ただし、すべてを最初から作り直さなければならないとは限りません。

例えば、次のような資料が残っていないか確認してみましょう。

  • ホームページ制作時の原稿
  • 掲載していた写真やロゴ
  • パンフレットや会社案内
  • 過去に保存したホームページのデータ
  • 社内で保管していたPDFや画像

また、インターネット上のアーカイブサービスに過去のページが保存されている場合もあります。
ただし、保存されているのは一部のページや表示内容だけの場合もあり、元のホームページを完全に復元できるとは限りません。

復旧できるものと、新たに制作する必要があるものを整理することが大切です。

ホームページ制作会社を変更するときの注意点

新しい制作会社が見つかった場合でも、すぐにサーバーやドメインを変更するのは避けましょう。
特に、現在のホームページやメールが正常に利用できている場合は、慎重に作業を進める必要があります。

ドメインを変更しない

可能であれば、現在使用しているドメインを継続しましょう。
ドメインを変更すると、ホームページのURLだけでなく、会社のメールアドレスも変更が必要になる場合があります。
名刺やパンフレット、各種登録情報への影響も考えなければなりません。
なお、ドメインの管理会社は変更できます。
JPドメインについても、JPRSが指定事業者の変更手続きを案内しています。

メールの移行を確認する

ホームページとメールが同じサーバーを利用している場合、サーバー移転に伴ってメールの移行が必要になることがあります。

現在のメールアドレスを維持できるか、過去のメールをどう扱うかなどを確認しましょう。

ホームページのバックアップを取る

サーバーやドメインの設定を変更する前に、可能な範囲でバックアップを取得しておきましょう。
移転作業中に問題が発生しても、元の状態に戻せる可能性が高まります。

制作会社の廃業に備えて、普段から確認しておきたいこと

今回のようなトラブルを防ぐためには、ホームページの管理を制作会社に任せきりにしないことも大切です。
すべての技術的な管理を自社で行う必要はありません。
ただし、契約情報や管理会社については、自社でも把握しておくことをおすすめします。

確認項目確認しておきたい内容
ドメイン契約者・管理会社・更新期限
サーバー契約者・管理会社・支払い方法
WordPress管理画面URL・管理者アカウント
メール利用サービス・設定情報
バックアップ保存場所・取得方法
制作会社契約内容・管理範囲・緊急連絡先

また、制作会社を変更する際に必要な情報を引き渡してもらえるかどうかも確認しておきましょう。
ホームページは、制作会社だけのものではありません。
企業にとって重要な情報発信の場であり、営業活動を支える資産でもあります。
長く安心して運用できる管理体制を整えておくことが重要です。

山形県でホームページ制作会社の廃業・引き継ぎにお困りの方へ

メビウス・ネットコムでは、山形県新庄市を拠点に、ホームページの制作・運用を行っています。
新規のホームページ制作だけでなく、既存ホームページの管理やサーバー・ドメインに関するご相談にも対応しています。

「制作会社が廃業してしまった」
「担当者と連絡が取れなくなった」
「ホームページの管理情報がわからない」
「今のホームページをそのまま使い続けたい」

このような場合も、まずは現在の状況を確認するところからご相談いただけます。

ホームページの引き継ぎでお困りではありませんか?

ホームページの管理情報がわからない場合でも、調査によって今後の対応方法を整理できることがあります。
現在のホームページを活用できるのか、サーバーの移転が必要なのか、新しく制作し直す必要があるのか。

状況に合わせてご案内いたします。

ホームページ制作会社の廃業や、他社制作サイトの引き継ぎでお困りの方は、お気軽にご相談ください。

メビウス・ネットコム|ホームページ制作・運用

ドメイン・サーバー手配について

目次