「メールアドレスを正しく入力したはずなのに、登録フォームでエラーになる」「確認メールが届かない」――この原因のひとつが「RFC違反メールアドレス」です。
特に2009年以前に作ったドコモ・auのキャリアメールをお使いの方は、知らないうちにRFC違反アドレスを使っている可能性があります。
RFCとは何か
RFCとは、インターネットの技術ルールを定めた国際標準規格のことです。メールアドレスの形式もRFCで定められており、このルールに反するアドレスのことを「RFC違反メールアドレス」と呼びます。
難しく考える必要はありません。「インターネットの世界共通のメールアドレスのルールに合っていないアドレス」だと理解すれば十分です。
RFC違反になるNGパターン一覧(具体例付き)
パターン1:先頭がドット(ピリオド)で始まっている
.yamada@docomo.ne.jp ← 先頭がドット → NG
.abc123@ezweb.ne.jp ← 先頭がドット → NG
正しい例:yamada@docomo.ne.jp
パターン1:@マークの直前がドットで終わっている
yamada.@docomo.ne.jp ← @の直前がドット → NG
abc123.@ezweb.ne.jp ← @の直前がドット → NG
taro.hanako.@gmail.com ← @の直前がドット → NG
正しい例:yamada.taro@docomo.ne.jp
パターン3:ドットが2つ以上連続している
yamada..taro@docomo.ne.jp ← ドットが連続 → NG
abc..123@ezweb.ne.jp ← ドットが連続 → NG
a…b@example.com ← ドットが3つ連続 → NG
正しい例:yamada.taro@docomo.ne.jp
パターン4:使ってはいけない記号が入っている
メールアドレスの@より前の部分(ローカルパート)に使える記号は、
ドット .・ハイフン -・アンダースコア _・一部の特殊記号のみです。
yamada@taro@docomo.ne.jp ← @が2つ → NG
山田太郎@docomo.ne.jp ← 全角文字 → NG
yamada taro@example.com ← スペースが入っている → NG
yamada,taro@example.com ← カンマ → NG(引用符なしの場合)
パターン5:ハイフンやアンダースコアが先頭・末尾にある
-yamada@example.com ← 先頭がハイフン → NG
yamada-@example.com ← 末尾がハイフン → NG
_yamada@example.com ← 先頭がアンダースコア → NG
グレーゾーン:引用符で囲えば技術的にはOKだが非推奨
“yamada..taro”@example.com ← 引用符で囲えばRFC上は許容される場合も
ただし多くのシステムで弾かれるため、実用上はNGと考えてください。
なぜ問題になるのか
キャリアメール同士(ドコモ→ドコモ、au→auなど)では送受信できていても、Webサービスやプロバイダ・レンタルサーバーを経由する通常のメール送受信ではエラーになります。
具体的に困るケースは以下のとおりです。
- オンラインショッピングの注文確認メールが届かない
- Webサービスへの会員登録フォームでエラーになる
- ワンタイムパスワード(認証コード)が届かない
- ねんきんネット・マイナポータルなど行政サービスに登録できない
- iPhoneにOSアップデート後にメール送信ができなくなった(iOS 14以降で多発)
自分のメールアドレスがRFC違反かどうか確認する方法
以下のどれか一つでも当てはまれば、RFC違反の可能性があります。
チェックリスト
- 2009年3月以前に作ったドコモ・auのキャリアメールを今でも使っている
- メールアドレスにドットが2つ以上連続している部分がある
- メールアドレスが「.」で始まっている
- @の直前が「.」で終わっている
対処法:メールアドレスを変更するしかない
残念ながら、RFC違反のメールアドレスを「そのまま使えるように直す」方法はありません。解決策は2つです。
① キャリア各社の手続きでメールアドレスを変更する
- ドコモ:メールアドレス変更手順(ドコモ公式)
- au:au公式サポートページで手続き可能
② Gmailなどのフリーメールに移行する
長期的に安定して使えるGmailへの移行が最もおすすめです。プロバイダメールと違って解約しても使え続けます。
まとめ
RFC違反メールアドレスは2009年以前のキャリアメールに多い問題です。身に覚えのある方は、各キャリアの変更手続きかGmailへの移行をご検討ください。
