古いPC・マイナンバーカード周りのよくある落とし穴
確定申告の時期になると、
「e-Taxが動かない」
「途中でエラーが出る」
「ログインできない」
といった相談が一気に増えます。
ですが、実際に対応していると、e-Taxそのものが原因のケースはほとんどありません。
多くの場合、原因はパソコン環境やマイナンバーカードの準備不足です。
この記事では、e-Taxトラブルのよくある原因と、最初に確認すべきポイントをパソコン持ち込み相談の現場目線でまとめます。
e-Taxトラブルは「まず切り分け」が重要
「エラーが出る」「できない」と言われても、
やみくもに設定を触るのはおすすめしません。
まずは、次の3点を冷静に確認します。
- パソコンの状態
- マイナンバーカード関連
- 周辺機器・ソフト
これだけで、その場で解決できるか/今日は無理かがほぼ分かります。
① パソコン環境のチェック
OS(Windowsの種類)
- Windows 11
【重要】Windows 10のサポートは2025年10月に終了しました
残念ながら、Windows 10でe-Taxを動かそうとするのは、もはや「安全ではない古い橋を渡る」ようなものです。 2026年2月現在、国税庁の推奨環境からも外れており、最新のブラウザやセキュリティプログラムが正常に動作しないケースが激増しています。「昨日まで動いていたのに、今日突然ログインできない」というトラブルの9割は、このOSの寿命が原因です。
今回エラーが出ている方は、無理に古いPCを調整するより、この機会にWindows 11への移行を検討するのが一番の解決策かもしれません
パソコンの購入時期
- 5年以内 → 比較的安心
- 6〜7年 → 要注意
- 8年以上前 → トラブル多発
古いパソコンは、
- ブラウザが最新にできない
- セキュリティ方式に対応できない
- 通信が暗号化エラーで止まる
といった問題が起きやすくなります。
ブラウザ
- Microsoft Edge
- Google Chrome
② マイナンバーカード関連の落とし穴
マイナンバーカードはある?
- ある
- ない
カードがない場合、原則として e-Tax は使えません。
暗証番号を覚えているか
マイナンバーカードには暗証番号が2種類あります。
- 利用者証明用暗証番号(4桁)
- 署名用暗証番号(6〜16桁)
どちらか一方でも不明だと手続き不可
しかも、3回間違えるとロック → 市役所対応が必要になります。
3回間違えるとロックがかかる
現場で一番多い悲劇が、『3回間違えてロックがかかり、結局その日は申告できずに市役所へ行く羽目になる』ケースです。特に5年以上前に作ったカードは、電子証明書の有効期限(5年)が切れていることも多いので、作業を始める前にマイナポータルアプリ等で『自分のカードが今、生きているか』を確認することをおすすめします
電子証明書の有効期限
意外と多いのがこれ。
マイナンバーカード自体は有効でも、電子証明書だけ期限切れというケース。
この場合も、その場での復旧はできず、市役所での更新が必要です。
③ ICカードリーダーの問題
よくあるトラブル
- 昔買ったカードリーダー(住基カード時代)
- Windows11非対応
- ドライバが入らない
- 接触不良
「持ってはいるけど、使えない」ケースが非常に多いです。
不明・古い場合は、買い替えた方が早い
価格も2,000〜3,000円程度です。
マイナンバーカード用おすすめのICカードリーダー
e-Taxで確定申告をする場合、パソコン利用ならICカードリーダーが必要です。現場でよく使われているのがこちらです。
アイ・オー・データ IODATA ICカードリーダーライター 確定申告 接触型 Windows/Mac対応 行政手続き 3年保証 日本メーカー USB-ICCRW2
パソコンにUSB接続をすることでマイナンバーカードを読み取ることができるICカードリーダーライター。イナンバーカードを挿し込むことでカード情報を読み取り、各種サービスやオンライン手続きを行うことができます。
【最新MacOSにも対応】Windowsパソコンのほか、MacOSにも対応
2つのLEDランプが搭載。ランプの状態でICカードの検出状況がわかる。
大事な情報を読み込ませるので国内メーカー製で安心
スマホをICカードリーダー代わりにする
「もしICカードリーダーが認識しない、または持っていない場合、『マイナポータルアプリ』をインストールしたスマートフォンをICカードリーダーとして使う方法もあります。
ただし、PCとスマホの連携設定でつまずく方も多いため、確実に進めたいなら専用のカードリーダーを一つ持っておくのがストレスがありません」
④ ソフト・設定まわり
e-Tax利用には以下が必要です。
- JPKI利用者ソフト
- 最新状態であること
- ブラウザのセキュリティ設定が適切であること
また、
- セキュリティソフトが通信を遮断している
- Edge / Chrome の設定でブロックされている
といったケースもあります。


最後に 無理に格闘しすぎないのがコツです
e-Taxは1年に1回しか使わないシステムです。
そのために数時間を費やしてストレスを溜めるのはもったいないことです。
もし今回のチェックリストを確認しても動かない場合は、OSの寿命かもしれません。
「PCを新しくする」あるいは「スマホ申告に切り替える」など、早めに別の手段へシフトするのが、確定申告を期限内にストレスなく終わらせる一番の近道です。
中小企業のセキュリティ対策には
確定申告の作業は、意外と個人情報を多く扱います。
もしウイルス対策ソフトを入れていない場合は、このタイミングで見直しておくと安心です。
ウイルスバスター ビジネスセキュリティ
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