「ドコモ光はそのままなのに、固定電話(ひかり電話)を解約した途端、急にネットがつながらなくなった……」
実はこれ、現場でも非常によくあるトラブルです。 「壊れた?」と焦って買い換える前に、ぜひこの記事を読んでみてください。原因はルーターの設定にあります。
症状:Wi-Fiの電波はあるのに、ネットが見られない
よくあるのは、こんな状況です。
- ドコモ光(ネット契約)は継続している
- ひかり電話(固定電話)だけを解約した
- スマホの画面にはWi-Fiマークが出ている
- でも、ブラウザを開いても「接続されていません」と出る
一見、Wi-Fiルーターが壊れたように見えますが、実は「中身の役割」が変わってしまったことが原因です。
原因:NTTの「黒いルーター」が、ルーターではなくなるから
ひかり電話を契約していると、NTTから「ホームゲートウェイ(HGW)」と呼ばれる黒い機器がレンタルされます。
この機器は、契約状況によって自動的にモードが切り替わる仕様になっています。
- ひかり電話「あり」 → ルーター機能がON
- ひかり電話「なし」 → ルーター機能がOFF
つまり、電話を解約した瞬間に、今まで頑張ってネットを繋いでくれていた「ルーター機能」が眠りについてしまうのです。
その結果……
- ネットの接続設定(PPPoEなど)が消える
- Wi-Fiの電波は飛んでいるけれど、その先のインターネットに繋がらない という状態に陥ります。
対処法①:背面スイッチを「RT」に切り替える
まず試してほしいのが、機器の物理的な設定確認です。
- NTTの黒い機器(または接続されている無線ルーター)の背面を見る
- 「RT / BR / AP」といった小さなスイッチを探す
- 「RT(ルーターモード)」に切り替えて、電源を入れ直す
これで自動的にネットが復旧する場合があります。
対処法②:プロバイダの接続設定を入れ直す
スイッチを切り替えてもダメな場合は、ルーターに「ネットへのログイン情報」を改めて教えてあげる必要があります。
【用意するもの】
- プロバイダから届いた「接続ID(ユーザー名)」と「パスワード」
【手順】
- スマホやPCからルーターの管理画面にログインする
- 設定メニューから「接続先設定」を開く
- IDとパスワードを入力して保存する
注意:それでもダメな時は「自前ルーター」の導入を
NTTの機種によっては、ひかり電話を解約すると完全にルーター機能が使えなくなる(ただのONU=回線終端装置になる)場合があります。
その場合は、市販のWi-Fiルーター(BUFFALOやNECなど)を別途購入して接続するのが最も確実で、通信速度の向上にもつながるのでおすすめです。
現場からひとこと
このトラブル、本当にかゆいところに手が届かないような「盲点」なんです。
「前は何もしなくても使えていたから、設定なんていらないと思っていた」というお声をよく聞きます。それは、ひかり電話のおかげで自動設定されていたから。便利だった機能が、解約によって「手動」に変わっただけなんですね。
もし、固定電話を解約してからネットの調子が悪いな……と感じたら、まずはNTTの機器のランプ状態や背面のスイッチをチェックしてみてくださいね!
こんな方は要チェック!
- 固定電話をリストラして通信費を削ろうとしている方
- 解約後、Wi-Fiのマークは出ているのにネットが繋がらない方
- 「設定ガイド」をどこかに失くしてしまった方
