「Cドライブの空き容量が少なくなってきたので、Dドライブへファイルを移したい」
そんなときに困るのが、
「何を移していいの?」
「適当に移したらWindowsが壊れない?」
という問題です。
実際、Cドライブには自分で作成した写真や文書だけでなく、Windowsやアプリを動かすために必要なファイルも入っています。
結論からいうと、
自分で作成・保存したデータは基本的に移動OK。Windowsやアプリのフォルダは勝手に移動しない。
これを覚えておけば、大きな失敗は避けられます。
この記事では、パソコン修理・サポートを行っている当店が、CドライブからDドライブへ移していいもの・移してはいけないものをわかりやすく解説します。
【早見表】CドライブからDドライブへ移していいもの
まずは簡単に確認してみましょう。
| ファイル・フォルダ | Dドライブへ移動 |
|---|---|
| 写真・画像 | ○ |
| 動画 | ○ |
| Word・Excel・PDF | ○ |
| 自分で作成したデータ | ○ |
| ダウンロードしたファイル | ○ |
| 音楽ファイル | ○ |
| ZIPファイル | ○ |
| バックアップデータ | ○ |
| デスクトップ上のファイル | △ |
| ドキュメント | △ |
| ダウンロードフォルダそのもの | △ |
| インストール済みアプリ | × |
| Program Files | × |
| Windowsフォルダ | × |
| Users(ユーザー)フォルダ | × |
| AppData | × |
「△」については、後ほど詳しく説明します。
Dドライブへ移していいもの
写真・動画
写真や動画は、Dドライブへ移して問題ありません。
特に動画は容量が大きいため、Cドライブの容量不足を解消したい場合には効果的です。
例えばDドライブに、
D:\写真
D:\動画
などのフォルダを作って整理してもいいでしょう。
Word・Excel・PDFなどの文書
自分で作成したWordやExcel、保存したPDFなども基本的に移動できます。
仕事のデータなら、
D:\仕事
D:\2026年度
など、自分でわかりやすいフォルダを作って整理する方法もあります。
ただし、ショートカットなどからファイルを開いている場合、移動後はショートカットから開けなくなることがあります。
ダウンロードしたファイル
ダウンロードフォルダの中にある、
- ZIP
- インストーラー
- 写真
- Word・Excelファイル
なども、必要なものはDドライブへ移動できます。
逆に、もう必要のないファイルなら、Dドライブへ移すのではなく削除してしまった方がいい場合もあります。
→ Chrome・Edgeでダウンロードしたファイルはどこ?保存先と見つからないときの探し方
Dドライブへ勝手に移してはいけないもの
ここが重要です。
Cドライブの容量を空けたいからといって、容量の大きそうなフォルダを適当にDドライブへ移動するのはやめましょう。
Windowsフォルダ
C:\Windows
はWindowsそのものを動かすための重要なフォルダです。
絶対に手動でDドライブへ移動しないでください。
削除も同様です。
Program Files・Program Files (x86)
C:\Program Files
C:\Program Files (x86)
には、インストールしたアプリのデータが入っています。
容量が大きいからといって、フォルダをそのままDドライブへ移動すると、アプリが起動しなくなる可能性があります。
Dドライブでアプリを使いたい場合は、単純にフォルダを移動するのではなく、アプリごとに移動できるか確認する必要があります。
場合によっては一度アンインストールし、Dドライブを保存先として再インストールします。
Users(ユーザー)フォルダを丸ごと移動
C:\Users
も、丸ごとDドライブへ移動するのはおすすめしません。
この中には、
- デスクトップ
- ドキュメント
- ダウンロード
- ピクチャ
- AppData
などがあります。
写真や文書などの中身だけを移動するのであれば問題ありませんが、UsersフォルダそのものをドラッグしてDドライブへ移動する、といった操作は避けましょう。
AppData
AppDataは通常、隠しフォルダになっています。
アプリの設定やユーザーごとのデータなどが保存されているため、
「よくわからないけど容量が大きいから移そう」
と触らない方が安全です。
AppDataの容量が非常に大きくなっている場合は、何が容量を使っているのかを確認してから対処します。
デスクトップのファイルはDドライブへ移していい?
デスクトップに自分で保存した、
- 写真
- Word
- Excel
- 動画
などはDドライブへ移動できます。
ただし、デスクトップ上のアイコンには実際のファイルとショートカットが混在していることがあります。
ショートカットをDドライブへ移しても、Cドライブの容量はほとんど減りません。
また、OneDriveを利用しているパソコンでは、デスクトップがOneDriveと同期されている場合もあります。
何かわからない状態でデスクトップフォルダそのものを移動するのではなく、まず中身を確認しましょう。
「ドキュメント」「ダウンロード」フォルダ自体をDドライブへ移したい場合
ここは単純なドラッグ&ドロップとは少し違います。
Windowsでは、ドキュメントやダウンロードなどの保存場所を変更できます。
例えば、
C:\Users\ユーザー名\Downloads
から、
D:\Downloads
へ保存場所そのものを変更できます。
頻繁に大容量ファイルをダウンロードする人なら、この方法も有効です。
ただし、設定を間違えると保存場所がわかりにくくなるため、単に容量を空けたいだけなら、まず不要なファイルの削除や大容量データの移動から始めるのがおすすめです。
→ WindowsのダウンロードフォルダをDドライブへ移動する方法
アプリやゲームはDドライブへ移していい?
これも注意が必要です。
インストール済みのアプリやゲームのフォルダを、
CドライブからDドライブへドラッグ&ドロップするのは基本的にNGです。
アプリによってはWindowsの設定やゲームランチャーなどから保存場所を変更できるものがあります。
対応していない場合は、
アンインストール → Dドライブを指定して再インストール
が必要になることがあります。アプリごとに方法が違うため、確認してから操作してください。
Cドライブの容量不足なら、まず何から移せばいい?
「結局、どれを移せばいいかわからない」
という場合は、まず自分のデータから確認します。
おすすめの順番は、
- 動画
- 写真
- ダウンロードフォルダ
- デスクトップ
- ドキュメント
- 不要になったZIPやインストーラー
です。
特に動画は1ファイルでも数GBになることがあるため、容量不足の原因になっていることがあります。
反対に、Windows・Program Files・AppDataなどは、容量が大きくても安易に移動しないでください。
Dドライブがあるから安心、ではありません
もう一つ知っておきたいことがあります。
パソコンによってはCドライブとDドライブが、同じSSDやHDDを分割して作られているだけの場合があります。
この場合、Cドライブ → Dドライブ へファイルを移しても、
Cドライブの空き容量は増えますが、
パソコン全体として保存できる容量が増えるわけではありません。
また、同じ物理ドライブであれば、SSDやHDD自体が故障したときにC・D両方のデータを失う可能性があります。
そのため、
Dドライブへ移した=バックアップした ではありません。
大切なデータは外付けSSD・NAS・クラウドなど、別の場所にもバックアップしておきましょう。
CドライブとDドライブの違いがわからない場合
「そもそもCドライブとDドライブって何が違うの?」
という方はこちらの記事から読んでください。
→ CドライブとDドライブの違いとは?初心者向けにわかりやすく解説
まとめ|自分のデータは○、Windows・アプリは勝手に動かさない
Cドライブの容量が不足している場合、Dドライブへデータを移すことは有効な対策のひとつです。
覚えておきたいのは、
写真・動画・Word・Excel・PDFなど、自分で保存したデータ → 基本的に移動OK
Windows・Program Files・AppDataなど、Windowsやアプリが使用するデータ → 勝手に移動しない
という違いです。
「容量が大きいから」という理由だけでフォルダを移動・削除すると、Windowsやアプリに不具合が出ることがあります。
Cドライブの容量不足を解消したい場合は、まず何が容量を使っているのか確認してから整理するのがおすすめです。
