はじめに
「Officeを買ったはずなのに、認証エラーが出る」
「更新できない」「急に使えなくなった」
こうした相談を受けて調べてみると、
実は非正規Office(海賊版・不正ライセンス)だった
というケースは少なくありません。
この記事では、
- 正規Officeと非正規Officeの違い
- 自分のOfficeが安全かどうかの確認方法
- 怪しいOfficeを使い続けるリスク
を解説します。
そもそも「非正規Office」とは?
非正規Officeとは、Microsoftが認めていない方法で提供・有効化されたOfficeのことです。
代表的な例
- 海外サイトで売られている異常に安いOffice
- オークション・フリマで売られている「認証済みOffice」
- 会社や学校のライセンスを不正転用したもの
- ライセンス認証を回避するツールで有効化されたもの
見た目は普通のOfficeでも、中身は正規ではないことがあります。
正規Officeと非正規Officeの大きな違い
| 項目 | 正規Office | 非正規Office |
|---|---|---|
| 認証 | Microsoft公式で認証 | 非公式な方法で認証 |
| 更新 | 常に最新 | 更新できない/突然停止 |
| サポート | 受けられる | 受けられない |
| 安全性 | 高い | ウイルス混入の可能性 |
| 長期利用 | 安定 | 突然使えなくなる |
正規Officeかどうかを確認する方法【重要】
① Officeの「アカウント画面」を確認
- WordまたはExcelを開く
- [ファイル] → [アカウント]
- 以下をチェック
正規Officeの特徴
- 「Microsoft 365」または「Office 2021」など正式名称が表示
- Microsoftアカウントのメールアドレスが表示されている
- 「ライセンス認証済み」と表示される
要注意
- 「ライセンス情報が表示されない」
- アカウント欄が空白
- 会社名・学校名が出ているが心当たりがない
② Microsoftアカウントに紐づいているか確認
ブラウザで以下にアクセス
https://account.microsoft.com/services
ここに
- Microsoft 365
- Office Home & Student
などが表示されていれば正規です。
ここに何も表示されないのにOfficeが使えている場合
→ 非正規の可能性が高い
③ 購入価格を思い出す(超重要)
以下に当てはまる場合は要注意です。
- 「Office 2021が3,000円」
- 「永久ライセンスで激安」
- 「認証済みだからインストールするだけ」
- 「プロダクトキーのみ送付」
正規Officeでこの価格は ほぼあり得ません
④ 購入元を確認
正規販売ルート
- Microsoft公式
- Amazon(Microsoft公式ストア)
- 家電量販店
- 正規法人販売店
危険な購入先
- 海外ECサイト
- フリマ・オークション
- SNS広告経由の直販
- 個人サイト
非正規Officeを使い続けるとどうなる?
よくあるトラブル
- 突然「ライセンスが無効です」と表示される
- 更新できず、エラーが出る
- Microsoftアカウントに紐づけできない
- 再インストール不可
- サポート対象外
もっと怖いリスク
- マルウェア・ウイルス混入
- 情報漏えい(特にOutlook・OneDrive)
- 会社利用の場合、コンプライアンス違反
非正規Officeだった場合の対処法
個人利用の場合
- そのOfficeの使用を中止
- 完全アンインストール(公式削除ツール推奨)
- 正規のMicrosoft 365またはOfficeを購入
会社・事業利用の場合
- 早急に正規ライセンスへ切り替え
- 使用台数・アカウントを整理
- 必要に応じてIT業者に相談
よくある誤解
- 「今まで使えてたから大丈夫」→ 突然止まるのが非正規の特徴
- 「キーが通ったから正規」→ 不正キーでも一時的に通ることがある
- 「知人からもらった」→ ライセンス譲渡は原則不可
まとめ
- 正規Officeは Microsoftアカウントに必ず紐づく
- 安すぎるOfficeは疑う
- アカウント画面とサービスページで確認
- 非正規Officeは「ある日突然使えなくなる」
Officeは仕事や学業の基盤ツールです。
「安さ」より「安全・継続性」を優先しましょう。
正規Officeを安心して使いたい方へ
ここまで読んで
「もしかして自分のOffice、怪しいかも…」
「ちゃんと正規のOfficeに切り替えたい」
と思った方へ。
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