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『写真を使った集客&売上UPセミナー』に行ってきました

今回はスタッフ鈴木が、日本政策金融公庫さん主催の「スマホでOK!写真を使った集客&売上UPセミナー」に参加して来ました。

講師の「石田紀彦(いしだのりひこ)」さんはフォト・パートナーズ株式会社 代表取締役であり中小企業診断士の国家資格も取得してらっしゃいます。

すぐに実践できる内容ばかりだったので、今回は大事な部分をまとめて記事にします。

目次

写真を撮るにあたって大事なこと

誰に、何を伝えるか。
誰に、何を伝えるために、どのように写真を撮りたいのか?

「〇〇(誰)に対して、〇〇(何を)を伝えたい」という想いがあって初めて思ったように写真が撮れます。
「誰に」「何を」伝えるか決めてしまえば、撮るべきものが自然に決まってくるはずです。

写真の3つの役割

次に、売上に関係する3つの写真の役割を紹介します。

① ブランディング用写真

写真で企業のイメージを作ること、目を引くこと、価格を想定させることが目的です。
(人の興味を引いたり、◯◯なイメージを与える写真)

② 商品写真

商品の情報を正しく伝えること、商品をよく見せることが目的です。
「ストーリー」を伝えることも大切です。

③ 説明写真

商品の使い方やサイズ感などを伝える。

ここまでのまとめ

集客への第一歩は、「ん?」と「注意」と「関心」を引く写真を撮ることが重要!
「ん?」と思わせないと消費者は動きません…

【写真技法】光に関する知識

まず最初に、写真にセンスなど必要ありません!必要なのは、「知識(レシピ)」と「法則性」なのです。
その2つを踏まえて以下をご覧ください。

写真で消費者の感情を動かすための 2つの要素

① 光の方向=半逆光(後方斜め45°)
② 光の質=散光

光の方向の基礎知識

料理写真は②半逆光の位置で撮影すると、一番「おいしそう」という感情を刺激することができます。

逆に最もやってはいけないライトの照らし方は、④の順光です。
順光で撮影すると、真正面からライトが当たっているため「影」ができません。そのため、「立体感」がなくなってしまいます。
「立体感」を感じられないと、美味しく感じられなくなってしまうのです。

『半逆光』の写真を撮るためのコツ

STEP
部屋の電気を消す

太陽光で撮影する場合、部屋の電気を消して「光の方向」を作ることが大事です。
電気を消して太陽光だけで撮影しましょう。

STEP
光の方向を制御する

方法1:照明を動かす

照明を購入し、照明そのものを「半逆光」の位置に移動する方法です。

方法2:撮影者が動く

太陽光で撮影する場合、撮影者が「半逆光」の位置に移動することで「半逆光」の写真を撮ることができます。

STEP
レフ板で手前の影を薄くする

「レフ板」とは、光を反射させる板のことです。
影が濃く出すぎて、薄くしたい時はレフ板を使い、光を反射させることで影が薄くなります。

※レフ板は購入しなくとも、自作することができます。
2つの色紙をテープでつなぎ合わせたものや、A4の紙を2つ折りにたたんだものでも代用できます。

構図の基本ルール

センスで撮ろうと思わずに、構図の基本を覚えて撮影してみましょう。

ルール1 望遠で撮る

スマホのカメラは広角レンズ(広範囲を写すことができるレンズ)で、そのままで撮ると被写体が歪んでしまいます。
また、余計な情報が入り込み、主役が目立ちません。

撮影画面から2本の指で画面を触って指を広げると、望遠レンズで撮影できます。
写真は被写体から少しカメラを離して望遠で撮りましょう。

ルール2 カメラの位置は斜め45°

食べ物が美味しそうに見えるカメラの位置斜め45°をキープします。
お皿の中の料理を見せる場合はカメラの位置を上げて、料理の厚みを強調する場合はカメラの位置を下げて微調整しましょう。

ルール3 被写体の位置は「斜めパターン」か「三角形パターン」

プロのカメラマンが斜め45°の位置から撮影した写真の構図は、ほとんどが上の2つのパターンです。

ルール4 SNS用の写真はアップで撮る

スマホは画面が小さいので、おしゃれな構図より「気づかれること」を優先して撮りましょう。

『光の質』を使っておしゃれな写真を撮りましょう

光を散光させて柔らかい雰囲気、おしゃれな雰囲気の写真を撮りましょう!

光の散光とは?

散光とは、レースのカーテンを閉めているときの柔らかな光をイメージしてください。
直射でまっすぐ進んでいた光がレースのカーテンを通り、白濁した部分で光が乱反射し、散ります。
光が散ると光は柔らかな質感に変わり、柔らかい印象を与えます。

上記の写真をご覧ください。影がぼやけて写真全体が柔らかい印象になったのが分かりますか?
1つのりんごの写真が一気におしゃれになった気がします。

散光させるための方法

プロの機材を使わなくとも、簡単に参考させる方法があります。
プロはトレーシングペーパーと呼ばれる白濁した紙を使用しますが、出費を避けたい…という方には、レースのカーテンの前で撮影してもいいですし、和室の障子を使って撮影することもできます。

ちょっと余裕のある方は、インターネットで「撮影 トレーシングペーパー」と検索すると、大体1,000円~3,000円程度で購入することができます。

興味のある方は検索してみてください!

商品単体ではなく「食事シーン」をイメージさせましょう

調査の結果、人は「自分が食べている風景を想像できる写真」を見た時に、「おいしそう!」と感じる傾向があるそうです。

上の画像でも分かるように、が人の「おいしそう!」という感覚を誘発させています。
カツ丼単品では、「自分が食べる」イメージが想像できず、「ただのカツ丼」として閲覧されて終わってしまいます。

「食べる」イメージを自分事として湧きやすくなるのが箸です。
さらに味噌汁を添えると、「ただのカツ丼」ではなく「カツ丼と一緒に味噌汁を味わう時間」を提供出来ます。カツ丼と味噌汁を味わう姿を、自分事として捉えてもらうのです。

ターゲットや目的に応じてイメージを調整

今度は餃子にして比較してみました。

上の写真をSNSで見た時に、「このお店にいってみたい」と感じる写真は2つのうちどれですか?

カツ丼の写真同様、お客様に食べるイメージを描いていただくためには、箸が重要なアイテムだと分かりました。

ではこの画像は、どんなお客様に響くでしょうか?
普段から餃子にビールを合わせる層や、ビールが好きな方にはこの組み合わせが響くと思います。
つまり、お客様は自分が慣れ親しんだイメージに共感を覚えます。

これを自社の商品に置き換えて、自社の商品ターゲットを把握し、ターゲットが親しみを感じるような写真を撮りましょう。

まとめ

  • 『誰に対して、何を伝えるか』という想いがあって初めて、撮るべきものが決まってくる。
    取る前に、写真を通して何を伝えたいのか『想い』を決めましょう。
  • 売上に関する写真の役割3つを理解する
  • 光の方向・光の質(散光)を使って、おいしそうな写真を撮る
  • 構図の基本ルールを押さえる
  • 商品単体ではなく、商品のイメージが具体的に湧く写真を撮ろう
  • ターゲットや目的によってイメージを調整する

まだまだ学んだことはありますが書ききれないので、今回は大事な部分を押さえた記事にします。
構図・光の方向・光の質・撮影の角度・どんなターゲットに向けた写真を撮るのか。
これらを意識して業務ではもちろん、プライベートでもどんどん活かして行きたいです!

石田先生この度はお忙しい中ありがとうございました!

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