「パソコンでChatGPTを使ってみたいけれど、登録方法が分からない」
「Gmailはスマートフォンに届いているのに、Googleのパスワードが分からない」
このような状態でも、すぐに諦める必要はありません。
今回は、70代女性のパソコンサポートで、Googleアカウントを使ってChatGPTを始めました。
紙に書かれたGoogleのパスワードではログインできず、パスキー用のQRコードも読み取れない状態でした。しかし、Androidスマートフォンに表示された10桁の「セキュリティ コード」を使い、本人確認を完了できました。
この記事では、実際のサポート内容をもとに、次の点を分かりやすく解説します。
- パソコンでChatGPTを始める基本手順
- GoogleアカウントとGmailの関係
- Googleのパスワードが分からない場合の確認方法
- パスキーのQRコードを読み取れない場合の対処
- Androidのセキュリティコードを表示する手順
なお、Googleが提示する本人確認方法は、アカウントや端末によって異なります。この記事では、すべての端末に共通する手順ではなく、実際に解決できた一例として紹介します。
パソコンでChatGPTを始めるにはGoogleアカウントが便利
パソコンでChatGPTを始めるなら、普段使っているGoogleアカウントで登録する方法が分かりやすいです。 新しいChatGPT専用パスワードを覚えずに、「Googleで続ける」から利用できます。
ChatGPTは、パソコンのWebブラウザから利用できます。
Googleアカウントを使う場合の基本的な流れは次のとおりです。
- パソコンでChatGPT公式サイトを開く
- 「新規登録」を選ぶ
- 「Googleで続ける」を選ぶ
- 使用するGoogleアカウントを選ぶ
- 画面の案内に沿って登録を完了する
Googleアカウントで登録した後は、次回も原則として「Googleで続ける」からログインします。
OpenAIも、Google認証で登録した場合は、同じ認証方法でログインするよう案内しています。メールアドレスとChatGPT用パスワードの組み合わせとは、ログイン方法が異なります。
Gmailが届いていてもGoogleのパスワードが分かるとは限らない
スマートフォンでGmailを受信できても、Googleのパスワードを本人が覚えているとは限りません。 スマートフォンには一度ログインすると、その後パスワードを入力せずに使えることが多いためです。
今回のお客様も、AndroidスマートフォンでGmailを受信できていました。
しかし、本人はGmailをほとんど開いたことがなく、Googleアカウントを使っている意識もありませんでした。
確認できた状態は次のとおりです。
| 確認項目 | 状態 |
|---|---|
| 年代 | 70代女性 |
| 利用したい機器 | Windowsパソコン |
| スマートフォン | Androidのarrows |
| Gmailアドレス | 確認できた |
| Gmailの受信 | できていた |
| 紙に書かれたパスワード | ログイン不可 |
| QRコードの読み取り | カメラで読み取れなかった |
| 解決方法 | Googleのセキュリティコード |
このケースでは、ChatGPTの操作よりも、その前段階となるGoogleアカウントの本人確認に時間がかかりました。
ChatGPTを始める前にGoogleアカウントを確認する
最初に確認するのは、スマートフォンに登録されているGmailアドレスです。 メールが受信できているなら、その端末にGoogleアカウントが登録されている可能性があります。
Gmailアドレスを確認する
GmailアプリやGoogleアカウントの画面から、使用中のメールアドレスを確認します。 複数のアカウントがある場合は、ChatGPTで使うものを1つ決めてください。
一般的には、次の場所で確認できます。
- Gmailアプリ右上のプロフィール画像
- Googleアプリ右上のプロフィール画像
- Androidの「設定」→「Google」
画面には、名前と「○○○@gmail.com」のメールアドレスが表示されます。
紙に書かれたパスワードを過信しない
紙に書かれたパスワードで入れない場合は、何度も繰り返さず、本人確認の別ルートへ進みます。 古いパスワードや、別サービスのパスワードである可能性があるためです。
特に、次のような間違いが起こります。
- Googleではなく通信会社のパスワードだった
- 以前使っていた古いGoogleパスワードだった
- 英字の大文字と小文字が違っていた
- 数字の「0」と英字の「O」を取り違えた
- 複数のGmailアドレスを混同していた
入力内容に確信がなければ、「パスワードをお忘れの場合」や「別の方法を試す」を選びます。
Googleのパスワードが分からないときに試した手順
今回は、パスキーのQRコードでは本人確認できなかったため、「別の方法を試す」からAndroidのセキュリティコードを使用しました。 最終的に10桁のコードをパソコンへ入力し、本人確認できました。
実際の流れは次のとおりです。
- パソコンでGoogleへのログインを開始
- 確認したGmailアドレスを入力
- 紙に書かれたパスワードを入力
- パスワードが一致しなかった
- 「パスワードをお忘れの場合」を選択
- パスキー認証用のQRコードが表示された
- スマートフォンのカメラでQRコードを読めなかった
- パソコン側で「別の方法を試す」を選択
- AndroidでGoogleのセキュリティコードを表示
- 10桁のコードをパソコンへ入力
- Googleによる本人確認が完了
- Googleアカウントを使ってChatGPTを開始
パスキーのQRコードを読み取れない場合
QRコードを読めなくても、画面に「別の方法を試す」があれば、別の本人確認方法へ進める場合があります。 QRコードだけが唯一の認証手段とは限りません。
今回のarrowsでは、通常のカメラアプリでQRコードを読み取れませんでした。
このような場合は、次を確認します。
- パソコン画面に「別の方法を試す」があるか
- SMSによる確認が選べるか
- ログイン済みAndroid端末で確認できるか
- Googleのセキュリティコードが選べるか
表示される選択肢は、Googleアカウントの設定や利用状況によって異なります。
AndroidでGoogleのセキュリティコードを表示する方法
Android 6.0以降では、「設定」からGoogleアカウントを開き、10桁のセキュリティコードを表示できます。 このコードは、Googleアカウントの所有者であることを確認するために使われます。
Google公式ヘルプが案内している基本手順は次のとおりです。
- Androidスマートフォンで「設定」を開く
- 「Google」をタップする
- プロフィール画像をタップする
- 「Googleアカウントの管理」をタップする
- 「セキュリティ」または「セキュリティとログイン」を開く
- 「セキュリティ コード」をタップする
- 必要に応じて端末の暗証番号を入力する
- 対象のGoogleアカウントを選ぶ
- 表示された10桁のコードをパソコンへ入力する
Googleによると、このコードの取得にはインターネット接続やモバイル通信は必要ありません。
参考:https://support.google.com/accounts/answer/6046815
ただし、Androidのバージョンやメーカー独自の画面によって、項目名や場所が異なることがあります。arrowsの簡単なホーム画面などでは、目的の設定画面まで通常より探しにくい場合があります。
注意
セキュリティコードは、信頼できる本人確認画面以外には入力しないでください。電話やメールで他人へ伝えるものではありません。
Googleの本人確認後にChatGPTを新規登録する
Googleへのログインが完了すれば、ChatGPTでは「Googleで続ける」を選んで登録できます。 今回も、本人確認後は問題なくChatGPTを開始できました。
登録後は、実際に短い質問を入力して動作を確認します。
最初の練習には、次のような質問が向いています。
- 今日の夕食の献立を3つ考えて
- 町内会のお知らせを丁寧な文章にして
- 山形県内の日帰り旅行の計画を考えて
- この文章を読みやすく直して
個人名、住所、電話番号、口座番号、パスワードなどは入力しないよう説明しておくと安心です。
70代女性のサポートで分かった3つの注意点
シニアのChatGPTサポートでは、ChatGPT本体よりもアカウント確認と認証操作でつまずきやすいです。 登録手順だけでなく、メールアドレス・端末・本人確認方法まで確認する必要があります。
1.「Gmailを使える」と「パスワードが分かる」は別
メールを受信できていても、パスワードを知っているとは限りません。 スマートフォンがログイン状態を維持しているだけの場合があります。
まず、本人が使っているGoogleアカウントを正確に特定することが重要です。
2.簡単なホーム画面は設定項目を探しにくい
初心者向けのホーム画面は日常操作には便利ですが、Googleの詳細設定へ進む際に迷うことがあります。 機種名だけでなく、現在のホーム画面やAndroidのバージョンも確認します。
「らくらくホンではない」という本人の認識と、実際の画面構成が一致しない場合もあります。
3.パスワードを安易に新規作成しない
ログインできないからといって、すぐ別のGoogleアカウントを作るのはおすすめしません。 Gmail、連絡先、写真などが別アカウントに分かれ、後から管理が複雑になるためです。
まずは、スマートフォンですでに利用しているGoogleアカウントを確認します。本人確認ができない場合に限り、新しいアカウントが必要かを検討します。
ChatGPTとGoogleのパスワードを混同しない
「Googleで続ける」で登録した場合、ログインに使うのはGoogle側の認証です。 ChatGPT専用のパスワードを忘れた問題とは分けて考える必要があります。
| 登録方法 | 次回の基本的なログイン方法 | パスワードの管理先 |
|---|---|---|
| Googleで続ける | Googleで続ける | Googleアカウント |
| Microsoftで続ける | Microsoftで続ける | Microsoftアカウント |
| Appleで続ける | Appleで続ける | Apple Account |
| メールアドレスで登録 | メールアドレスでログイン | OpenAIアカウント |
OpenAI公式ヘルプでも、Googleで登録した場合は「Googleで続ける」を使用するよう案内しています。
別の方法でログインすると、元の会話履歴が表示されなかったり、別アカウントとして扱われたりする可能性があります。最初に選んだ方法をメモしておくと安心です。
パソコンでChatGPTを始める前の確認リスト
登録前に5項目を確認すると、途中で止まりにくくなります。 特に、スマートフォンが手元にあり、画面ロックを解除できることが重要です。
- 使用するGmailアドレスが分かる
- Androidスマートフォンが手元にある
- スマートフォンの画面ロックを解除できる
- パソコンでChatGPT公式サイトを開ける
- 登録方法として「Googleで続ける」を選ぶと決めている
本人確認の途中では、端末の暗証番号や確認コードを求められることがあります。サポートする側が勝手に入力せず、できる限り本人に操作してもらうことも大切です。
まとめ:Googleのパスワードが不明でも別の本人確認方法を確認する
パソコンでChatGPTを始める際、Googleのパスワードが分からなくても、別の本人確認方法が提示される場合があります。 今回はAndroidの10桁のセキュリティコードで確認できました。
今回のポイントは次のとおりです。
- Gmailを受信できても、Googleのパスワードが分かるとは限らない
- パスキーのQRコードを読めない場合は「別の方法を試す」を確認する
- AndroidではGoogleのセキュリティコードを表示できる場合がある
- セキュリティコードは10桁で、本人確認に使用する
- GoogleでChatGPTを登録した後は、原則「Googleで続ける」からログインする
ただし、利用できる本人確認方法はアカウントや端末によって異なります。画面に表示された案内を確認し、分からないまま新しいアカウントを増やさないことが重要です。
よくある質問(FAQ)
- Googleのパスワードが分からなくてもChatGPTを始められますか?
-
本人確認に成功すれば始められます。 ログイン済みのAndroid端末、SMS、パスキー、セキュリティコードなど、Googleが画面に提示した方法を使います。利用できる方法はアカウントごとに異なります。
- スマートフォンでGmailを受信できればGoogleにログイン済みですか?
-
そのスマートフォンではログイン済みである可能性が高いです。 ただし、パソコンでログインするときは、パスワードや追加の本人確認を求められる場合があります。
- Googleのセキュリティコードはどこに表示されますか?
-
Androidでは「設定」→「Google」→「Googleアカウントの管理」→「セキュリティ」→「セキュリティ コード」から表示できます。 Androidのバージョンや機種により、項目名や位置が異なる場合があります。
- Googleで登録したChatGPTに次回ログインする方法は?
-
ChatGPTのログイン画面で「Googleで続ける」を選びます。 最初にGoogle認証を使った場合は、以後も同じGoogleアカウントと認証方法を使用してください。
