最近、Webサイトのリニューアルをきっかけに「メール」のトラブルに巻き込まれる中小企業様が増えています。
「おしゃれなサイトになったけれど、仕事のメールが届かない!」 「管理費が安くなるはずが、逆に高くなった!」
そんな、Web制作の現場で実際に起きている「地雷」と、失敗しないためのポイントをITのプロの視点で解説します。
サイトを新しくしたらメールが止まる?「Studio移行」の落とし穴
最近人気の「Studio」や「Wix」といったノーコードツール。これらはデザイン性が高く素晴らしいツールですが、一つ大きな特徴があります。それは「メールサーバーの機能を持っていない」ということです。
経験の浅い制作者や、インフラ知識のないフリーランスに依頼すると、Webサイトの切り替え(DNS設定)の際にメールの通り道を遮断してしまうことがあります。
悲劇のパターン
月曜の朝、出社したら全社員のメールが送受信不可に。
原因は、Webサイトの公開設定でメールの設定を「上書き」してしまったこと。
リニューアル前には必ず、「今のメール環境をどこに残すか」の設計が必要です。
【実録】「管理費が安い」の裏に隠されたコストの罠
Webサイトの維持費を安くしようとして、逆に月額費用が跳ね上がってしまった、ある会社さんの失敗事例をご紹介します。
旧環境: 月額 10,000円(Web維持 + メールアドレス無制限)
新環境: 月額 5,000円(Web維持のみ) ←「安くなった!」と決断
しかし、リニューアル後にメールの追加をお願いしたところ、業者からこう告げられました。 「うちはWeb専門なので、メール管理は別料金です。アドレス1個につき月3,000円かかります」
この会社様はスタッフが10名いたため、メールだけで月額30,000円。
結局、トータルの月額費用は 10,000円 → 35,000円 と、以前の3.5倍になってしまいました。
「Webの管理費」と「メールの管理費」は別物。
リニューアル前に必ず「メールアドレスを維持した状態でのトータルコスト」を確認しましょう。
IT会社が教える「失敗しないためのチェックリスト」
リニューアルで業者を切り替える際は、最低でも以下の3点を今の業者・新しい業者に確認してください。
- メールサーバーの場所: Webサーバーと同じ場所を使っているか?(切り離しが必要か?)
- DNS設定の継承: Webを切り替える際、メールの設定(MXレコード等)を壊さないか?
- トータル維持費: アドレス数が増えても、管理費が跳ね上がらないか?
私たちが大切にしていること
私たちは、山形県でパソコン修理やネットワーク構築を20年以上続けてきたIT会社です。
Web制作(デザイン)だけを行う会社とは違い、「御社のビジネスインフラ(メール)を絶対に止めないこと」を最優先にリニューアルを進行します。
- 「Studioで安く、かっこいいサイトを作りたい。でもメールは今のまま低コストで運用したい」
- 「リニューアルを検討しているが、今のメールがどうなっているか誰も把握していない」
そんな不安がある方は、まずは現状の調査からお手伝いします。名刺のアドレス一つにも、御社の長年の信頼が詰まっています。その信頼を守りながら、新しいWebサイトへの一歩を応援します。
ビジネスメールは「会社の看板」です
プロバイダメールから独自ドメインへの移行、そしてリニューアル時のメール環境の維持。これらは地味ですが、Webサイトのデザイン以上に大切な「会社の基礎」です。
「よくわからないから任せる」のではなく、ぜひ一度、御社のメール環境を確認してみてください。不安なときは、いつでも私たちにご相談くださいね。
