WordPressの管理画面に
「PHPのバージョンが古いです」
という警告が出て、慌ててPHPのバージョンを上げてしまった…。
その結果、
- 管理画面が真っ白
- エラー表示だらけ
- サイトがまったく表示されない
こんな状態になってしまい、
「何もしてないのに壊れた」
というご相談が、最近とても増えています。
実はこれ、更新の順番を間違えると誰でも起こり得るトラブルです。
この記事では、
- なぜPHPを上げると壊れることがあるのか
- どういう順番で作業すれば安全なのか
を解説します。
WordPressで「PHPのバージョンが古い」と警告が出る理由
最近、WordPressの管理画面で
「PHPのバージョンが古いです」
という警告が表示されるケースが増えています。
これは、
- WordPress本体のアップデート
- サーバー側の基準変更
などが重なり、新しいPHPバージョン(8.2〜8.3系)を前提にし始めているためです。
警告自体は
「今すぐ壊れます」
という意味ではありません。
しかし、ここで焦ってPHPだけを先に上げてしまうと、問題が起こります。
PHPを先に上げると、なぜWordPressが壊れるのか
WordPressは、
- WordPress本体
- テーマ
- プラグイン
この3つがセットで動いています。
PHPのバージョンを上げると、
- 古いプラグイン
- 長年更新されていないテーマ
が、新しいPHPの書き方に対応できず、
致命的なエラーを出すことがあります。
結果として、
- 管理画面に入れない
- フロントも表示されない
という「WordPressごと落ちた」状態になります。
実際に増えているトラブル例
最近よくあるご相談がこちらです。
- サーバーの管理画面でPHPを8.3に変更
- 直後から画面が真っ白
- 「何が原因かわからない」
- バックアップも取っていなかった
この場合、復旧できるかどうかは運次第になります。
だからこそ、PHPのバージョンアップは「最後」にやる必要があります。
WordPressを安全に更新する正しい手順
PHPを上げる前に、必ずこの順番で作業してください。
① バックアップを取る(最重要)
- サイト全体(ファイル+データベース)
- サーバーの自動バックアップでもOK
- できれば手動バックアップもあると安心
「戻せる状態」を作ってから次に進みます。
② プラグインを最新版にする
- 使っていないプラグインは停止・削除
- 更新が何年も止まっているものは要注意
ここでエラーが出る場合は、PHPを上げる前に対処します。
③ WordPress本体を最新版にする
- プラグイン更新後に本体更新
- テーマも可能であれば更新
この時点で正常に動いていればOKです。
④ 最後にPHPのバージョンを上げる
- サーバーの管理画面でPHPを変更
- いきなり8.3にせず、8.1や8.2から試すのも安全
変更後は、
- トップページ
- 管理画面
- お問い合わせフォーム
などを必ず確認してください。
「警告が出ている=今すぐ上げないとダメ」ではありません
WordPressの警告表示は、将来的な注意喚起であることがほとんどです。
- 今すぐ上げないと危険
- 放置すると即アウト
という意味ではありません。
むしろ、準備なしでPHPを上げる方が危険です。
自分で作業するのが不安な場合は
- どのプラグインが原因かわからない
- バックアップの取り方が不安
- 仕事で止められないサイト
こういった場合は、無理に自分で触らず、詳しい人に相談する方が結果的に安全です。
「PHPを上げたら壊れた」という相談は、直す方が何倍も大変です。
まとめ|PHPアップデートは「順番」が大事
最後にもう一度まとめます。
WordPressでPHPを上げる正しい順番
- バックアップ
- プラグインのバージョンアップ
- WordPress本体のバージョンアップ
- PHPのバージョンアップ
この順番を守るだけで、トラブルの9割は防げます。
「警告が出たから」と焦らず、落ち着いて対応してくださいね。
