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録画が重い・カクカクするときの対処法|PC負荷を減らす設定

「録画すると動きがカクカクする」「音がズレる」「途中で止まる」
そんなトラブル、意外と多いですよね。

Windowsの標準録画機能(Xbox Game Bar)は便利ですが、
パソコンの性能や設定によっては、録画中にCPUやメモリの負荷が上がりすぎて動作が重くなることがあります。

この記事では、録画が重くなる原因と、すぐ試せる7つの対処法を紹介します。
難しい操作はなく、誰でもできる内容なので、順番にチェックしてみてください。

目次

対処法①:バックグラウンドアプリを停止する

録画中に他のアプリが動いていると、CPUやメモリが分散して動作が重くなります。

対策手順

  • Ctrl+Shift+Esc を押して「タスクマネージャー」を開く
  • 「プロセス」タブで、不要なアプリを右クリック → [タスクの終了]

特に以下のアプリは負荷が高いので注意

  • ブラウザ(Chrome、Edgeなどの複数タブ)
  • 動画再生ソフト
  • チャット・クラウド同期アプリ(Discord、OneDrive、Dropboxなど)

録画前に一度パソコンを再起動しておくと、バックグラウンドで動いているアプリも一気にリセットされ、安定しやすくなります。

対処法②:録画設定の画質・フレームレートを下げる

録画設定が高画質すぎると、CPU/GPUに大きな負荷がかかります。

手順

  • Windows+G → 設定アイコン(歯車) → [キャプチャ]
  • 「ビデオのフレームレート」を 30fps に変更
  • 「ビデオ品質」を「標準」に設定

60fpsはゲームなど滑らかな動きを出せますが、録画負荷が約1.5倍以上になります。
パソコンがカクつく場合は30fps+標準画質が安定します。

対処法③:保存先ドライブの空き容量と速度を確認

録画データは容量が大きいため、保存先ドライブの書き込み速度が遅いとカクつきの原因になります。

チェックポイント

  • 保存先がHDDの場合 → 書き込みが遅く、映像がコマ落ちしやすい
  • 保存先がSSDの場合 → 高速で安定

改善策

  • 可能なら録画保存先を SSDやDドライブ に変更
  • 外付けHDDを使う場合はUSB3.0以上のポートを利用

保存先変更
設定 → ゲーム → キャプチャ → 保存場所を変更

対処法④:電源設定を「高パフォーマンス」に変更する

Windowsの電源モードが「省電力」や「バランス」だと、CPU性能が自動制限されることがあります。

手順

  • スタート → 設定 → 「システム」→「電源とバッテリー」
  • 「電源モード」を「高パフォーマンス」に変更

ノートPCの場合も、ACアダプタを接続した状態で録画することで安定します。
※バッテリー駆動中は自動的にCPU速度が落ちるため、動作がカクつきやすいです。

対処法⑤:グラフィックドライバーを最新にする

古いグラフィックドライバーは録画時の処理効率が悪く、フレーム落ちの原因になります。

更新方法

  • スタートを右クリック → デバイスマネージャー
  • 「ディスプレイアダプター」を展開
  • 使用中のGPUを右クリック → [ドライバーの更新]

NVIDIAやAMDの公式サイトから最新版を直接ダウンロードして更新するのもおすすめです。

対処法⑥:録画範囲を限定する(全画面録画を避ける)

全画面録画はPCへの負担が大きく、特に高解像度モニターでは処理が追いつかないことがあります。

改善方法

  • 録画するアプリウィンドウだけを指定
  • 不要なサブモニターをオフにしておく
  • マルチディスプレイを使う場合は録画対象を1画面に絞る

Xbox Game Barで「現在のウィンドウのみを録画」に切り替えることで、負荷が軽減されます。

対処法⑦:録画専用ソフトを活用する

どうしても重い場合は、より軽量な録画ソフトに切り替えるのも手です。
標準機能よりも処理効率が良く、低負荷で録画できるものもあります。

軽量で人気のソフト例

ソフト名特徴
OBS Studio無料・多機能。設定で軽量化可能。配信も可能。
Bandicam(バンディカム)軽くて安定。PC操作・ゲーム両方に対応。
ScreenRec無料・クラウド共有対応。軽い動作でおすすめ。

標準機能で安定しない場合は、こうしたソフトを併用することで解決することも多いです。

まとめ

録画が重い・カクカクする原因の多くは、PC負荷や設定の問題です。
以下の7つを順番に試してみましょう。

  • バックグラウンドアプリを停止
  • 録画画質・フレームレートを下げる
  • 保存先ドライブをSSDに変更
  • 電源設定を高パフォーマンスにする
  • グラフィックドライバーを更新
  • 録画範囲を限定する
  • 軽量な録画ソフトを活用

これで多くの「カクカク問題」は改善できます。
標準機能での録画が快適にできれば、マニュアル動画やゲーム実況などもスムーズに作成できます。

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