「さっきまで電源が入らなかったのに、持ってきたら普通に起動しました…」
パソコン修理をしていると、実はとても多いケースです。
故障かと思って不安になりますよね。
でも、これは決して珍しいことではありません。
今回は、なぜ持ち運ぶと直ってしまうのか?
パソコン修理の現場目線で解説します。
一番多い原因は「帯電(たいでん)」です
パソコンは電源を切っても、内部に微弱な電気が残っています。
この電気がたまることで、
- 電源が入らない
- 画面が真っ暗
- メーカーのロゴで止まる
といった症状が出ることがあります。
そして、
- コンセントを抜いた状態で移動した
- 少し時間が経った
などで自然に放電(リセット)され、普通に起動するようになることがあります。
つまり…
「移動中にパソコンが自己リセットされた」というケースです。
実は原因が外部機器のことも
持ってくる途中で、こんな変化が起きています。
- USB機器が外れる
- モニター接続が変わる
- ACアダプタを差し直す
- 別のコンセントを使う
これだけで起動することも少なくありません。
特に多いのが、
- USBメモリ
- 外付けHDD
- プリンタ
などが影響しているパターンです。
BIOSやメモリが一時的にフリーズしていた可能性も
最近のパソコンは「完全に電源OFF」になっていないことがあります。
Windowsの高速スタートアップなどの影響で、
- 内部状態が中途半端に残る
- 起動に失敗する
というケースがあります。
移動中の放電や電源長押しによって、
内部状態がリセットされて起動することがあります。
室温の違いで動くようになることも
意外ですが、温度も関係します。
- 寒い部屋で起動しない
- 暖かい場所では普通に動く
ということもあります。
特に古いパソコンでは起きやすい現象です。
自宅で試せる「かんたん放電リセット方法」
同じ症状が出たら、次を試してみてください。
① パソコンの電源を完全に切る
② ACアダプタを抜く
③ USB機器をすべて外す
④ 電源ボタンを15秒長押し
⑤ 1分ほど待つ
⑥ 電源を入れる
これだけで直るケースもあります。
ただし注意
一度直っても、
- 電源回路の劣化
- SSDの読み込み不良
- マザーボードの不安定
などが原因の場合、再発することがあります。
「たまに起動しない」が増えてきたら、早めの点検やバックアップをおすすめします。
まとめ
「持ってきたら直った」は、実は珍しいことではありません。
多くの場合は
- 帯電による一時的な不具合
- 外部機器や電源環境
- 内部状態のリセット
が関係しています。
焦って買い替える前に、まずは落ち着いて状態を確認してみましょう。
