WordやExcel、PowerPointは、レポート作成やプレゼン発表など学生生活に欠かせないソフトです。
しかし「Officeは高いから学生には負担…」と感じる人も多いのではないでしょうか?
実は、学生や教職員であれば無料でOfficeを利用できる制度や、学割で安く購入できる方法があります。
この記事では、学生がOfficeを利用するための選択肢と、それぞれのメリット・注意点をわかりやすく解説します。
学生がOfficeを使う主な方法
学生が利用できるOfficeには、大きく分けて4つの選択肢があります。
- 学校を通じて無償提供される Office 365 Education
- 学割価格で利用できる Microsoft 365 Personal
- 永続版を学割で購入できる Office Home & Student
- 無料の代替ソフトを利用する(Googleドキュメント、LibreOfficeなど)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
Office 365 Education(無料版)
特徴
- 学校のメールアドレス(例:*@○○.ac.jp)で登録すると、無料で利用可能
- Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Teamsなどが使える
- インストール版とクラウド版の両方が利用できる
- 常に最新版にアップデートされる
メリット
- 無料で正規のOfficeが使える
- グループワークやオンライン授業でTeamsを活用できる
注意点
- 卒業と同時に利用資格がなくなる(メールアドレスが無効になるため)
- 学校がMicrosoftと契約している必要がある
学割で使えるMicrosoft 365 Personal
特徴
- サブスクリプション型(月額または年額)
- 1人で最大5台のデバイスにインストール可能
- 1TBのOneDriveクラウドストレージ付き
- 常に最新版が利用できる
メリット
- 卒業後も継続して利用できる
- クラウド保存でレポートや卒論を安全に管理できる
- PC・スマホ・タブレットなど複数端末で利用可能
注意点
- 無料ではなく有料(月額1,490円・年額14,900円程度)
- 契約を続ける必要がある
Amazonなどではセール時に割引されることもあり、学割価格で手に入るケースがあります。
Office Home 2024(永続版)
「Office Home & Studentは古いのでは?」と思う方もいるかもしれません。
実際には、最新版として「Office Home 2024」 が2024年10月にリリースされており、現在も販売されています。
特徴
- Word、Excel、PowerPoint、OneNoteを搭載
- 一度購入すればずっと使える買い切り型
- WindowsとMacに対応
- サポートは約5年間(2029年まで)
メリット
- 追加料金がかからない
- 卒業後もそのまま使える
注意点
- 最新版へ自動アップデートはされない(購入したバージョンを使い続ける形)
- OutlookやAccessは含まれない(必要なら「Home & Business 2024」を選ぶ)
「サブスクではなく、一度買って長く使いたい」学生に向いています。
無料の代替ソフトという選択肢
- Googleドキュメント/スプレッドシート
→ 無料で利用でき、共有や共同編集に強い - LibreOffice
→ 無料でインストールでき、WordやExcelに近い操作感
ただし、レイアウト崩れや機能の違いがあるため、レポート提出や就活用の書類にはOfficeが安心です。
学生はどのOfficeを選ぶべき?(用途別おすすめ)
- 大学生(レポート・卒論・プレゼン重視)
→ Office 365 Education(無料) → 卒業後はMicrosoft 365 Personalへ移行 - 高校生(簡単なレポートや資料作成が中心)
→ Office Home 2024(買い切り版) - 短大・専門学生(グループワークやオンライン授業が多い)
→ Microsoft 365 Personal(クラウド利用に便利)
まとめ
- 学生ならまずは Office 365 Education(無料)が最優先
- 卒業後も使い続けたいなら Microsoft 365 Personal がコスパ◎
- 一度買って長く使いたいなら Office Home 2024 が現行の選択肢
- 無料代替ソフトもあるが、就活や提出物を考えると正規Officeが安心