「そろそろ年賀状を印刷しよう」と思ってプリンターを起動したら、
印刷できない・動かない・インクが出ない… そんな経験ありませんか?
実は、年賀状の時期だけプリンターを使う人ほど、こうしたトラブルが起きやすいんです。
この記事では、年に一度しか使わないプリンターにありがちなトラブルと、その予防・対処法を、わかりやすく解説します。
印刷できずに年末に慌てないよう、早めのチェックで備えておきましょう!
なぜ年に1回しか使わないとプリンターは不調になるの?
年末の年賀状印刷の時期だけプリンターを使う、という人は少なくありません。
しかしその「年に1度の使用」こそが、プリンターの不調を引き起こす原因になることがあります。
インクが固まってヘッドが詰まる
もっとも多いのがこのトラブル。
インクジェットプリンターは、使っていない間にもインクが少しずつ乾燥してしまいます。
特にヘッド部分に残ったインクが固まると、ノズルが詰まり、印刷しても白紙に…という事態に。

ヘッドクリーニングをしても改善しない場合は、インクカートリッジの交換が必要になることも。
色が変/2色しか印刷されない…そんな症状も
年に1度しか使っていないプリンターでありがちなのが、こんな不思議な印刷結果です
- 黒が出ない/青と赤の2色だけになる
- 写真やイラストが全体的に紫っぽい/緑っぽい
- 年賀状の背景だけ印刷されて、文字が消えている
- インク残量はあるのに、特定の色だけスカスカ
これは、一部のノズルだけが詰まっていたり、インクの粘度が変わってしまっているために起こります。
インクカートリッジが古かったり、純正でない場合も発色が不安定になりがちです。
対処法
- ヘッドクリーニングを複数回実行(印刷設定画面から操作できます)
- それでも改善しない場合は、インクカートリッジを新品に交換
- 互換インクを使っている場合は、純正インクに戻してみると改善することも



一見インクが「残っているように見える」カートリッジでも、内部で乾燥・分離していることがあります。
Wi-Fiの設定がリセットされている
Wi-Fi接続のプリンターは、長期間電源を切っていると接続設定が初期化されることがあります。
また、家庭内のWi-Fiルーターを買い替えたりSSIDが変わっていると、プリンターがネットワークにつながらなくなることも。



印刷しようとして「プリンターが見つかりません」と表示されるのは、このパターンが多いです。
OSのアップデートでドライバーが合わなくなる
年賀状印刷のために久しぶりにプリンターを接続してみたら…
「使っていたドライバーが古くて動かない」というケースもよくあります。
- WindowsやmacOSは、年に何度もアップデートされます
- 古いプリンターでは対応ドライバーが提供されていないことも



特にMacユーザーは要注意。新しいmacOSでは古いプリンターが非対応になることが多いです。
プリンター本体の劣化が進んでいる
家電製品と同じく、プリンターも使わなくても劣化していきます。
特に、次のような症状が出ている場合は注意が必要です。
- 電源が入らない/すぐに落ちる
- 異常音がする
- 用紙送りや給紙がうまくいかない
- エラーメッセージが頻繁に出る



使わない間でも、内部の部品や基盤、センサーは少しずつ劣化していきます。
放置期間が長いほどトラブルが起きやすい
「たった1年放置しただけ」と思いがちですが、プリンターにとっては想定外の長期未使用です。
だからこそ、年に一度使うだけの人ほど、起動前のチェックと早めの準備が大切なのです。
年賀状印刷前にチェックしておくべき5つのポイント
「プリンター、動くと思ってたのに…」と焦らないために、本格的に年賀状を印刷する前に確認しておきたい項目を5つにまとめました。
これだけチェックしておけば、印刷中のトラブルをかなり防げます!
① 電源が入るか、エラーメッセージが出ていないか
まずは基本中の基本。
長期間使っていないと、電源が入らない・すぐ切れる・意味不明なエラー表示が出る…ということもあります。
- 電源ボタンを押して正常にランプが点灯するか
- エラーランプや液晶表示に警告が出ていないか
- ケーブル類(電源コード・アダプタ)がしっかり差し込まれているか
② パソコンやスマホから認識されているか
プリンターがパソコンやスマホからきちんと 「見えているか」を確認します。
「接続されていない」「オフライン」「認識されません」などの表示があれば要注意です。
- プリンターが一覧に表示されているか(Windows/Mac/スマホ)
- Wi-Fi接続の機種なら、同じネットワークに接続されているか
- USB接続の場合は、別ポートでも試してみる
③ テスト印刷で色や文字がきれいに出るか
印刷できたとしても、色が変・特定の色が出ない・文字がかすれるなどの不具合が多発します。
必ず「テスト印刷」または過去の年賀状データなどを使って一度印刷してみることをおすすめします。
よくある症状
- 青と赤だけで印刷される(黒が出ない)
- 全体的に紫・緑っぽい変な色合いになる
- 罫線や文字がかすれる/一部が消える
対処法
- 印刷設定からノズルチェック→ヘッドクリーニングを実行
- それでも改善しない場合は、インク交換を検討
④ インク残量が十分にあるか(純正推奨)
年賀状は一気に何十枚も印刷するため、印刷途中でインク切れになるケースも多いです。
特にカラー印刷の場合は、1色でも足りないと印刷できません。
チェックポイント
- すべてのインクの残量を確認(ソフト・プリンター画面)
- できれば純正インクを事前に用意しておく
- 互換インク使用中で不調なら、純正に替えてみるのも一案
⑤ プリンタードライバーが最新版か確認
久しぶりの印刷で「動かない」「印刷できない」ときは、ドライバーが古いままの可能性があります。
とくにWindowsやmacOSがアップデートされた後は要注意です。
チェック方法
- プリンターのメーカーサイトで型番を入力し、最新のドライバーが提供されているかを確認
- すでに入っている場合でも、一度アンインストール→再インストールで改善することも
まとめ:11月中のチェックが理想です!
年賀状シーズン直前はトラブル対応も混雑しやすくなります。
印刷ミスや機器の買い替えが必要になっても焦らないよう、できれば11月中にチェック&試し印刷を済ませておくのがベストです。
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■バランス重視派におすすめ
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家庭用プリンターとしてデザイン・機能・画質のバランスがとれた1台。
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- スマホから直接印刷も可能
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写真入りの年賀状をキレイに印刷したい方に最適です。
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