「気づいたらパソコンの時計がズレてる…」「Zoomの予定に間に合わなかった!」
そんなトラブル、ありませんか?
パソコンの時刻が合っていないと、Web会議やオンラインサービスのエラー、ファイルの更新ミスなど、意外と困る場面が多いものです。
この記事では、Windowsパソコンで時計がズレる原因と、簡単にできる対処法をわかりやすく紹介します。
なぜパソコンの時刻がズレるの?
時刻が合わない原因には、主に以下のようなものがあります
インターネットと時刻が同期できていない
通常、Windowsはネット上の「時刻サーバー」と自動で同期しますが、設定の不備や通信環境によってズレることがあります。
パソコン内部の電池切れ(CMOS電池)
古いパソコンでは、マザーボードに内蔵されたボタン電池が切れると、電源を切るたびに時刻が初期化されてしまいます。
ウイルスやシステム障害
ごくまれに、マルウェアなどが時刻設定に影響することも。
対処法①:時刻の自動同期を確認・再設定する
まずは一番多い「インターネット時刻とのズレ」を修正しましょう。
手順(Windows 10/11 共通)
- スタートボタン →「設定」→「時刻と言語」へ
- 「日付と時刻」を開く
- 「時刻を自動的に設定する」を【オン】に
- 「今すぐ同期」をクリック
- 正しく時刻が更新されればOK



「サーバーに接続できません」と表示される場合は、ネット接続やセキュリティソフトが影響している可能性があります。
対処法②:時刻サーバーを変更する
Windows標準のサーバー(time.windows.com
)が不安定なこともあります。別の時刻サーバーに変更してみましょう。
- 「コントロールパネル」→「日付と時刻」→「インターネット時刻」タブ
- 「設定の変更」→ サーバーを
ntp.nict.jp
(日本標準時)などに変更 - 「今すぐ更新」→「OK」
対処法③:CMOS電池を交換する(古いPC)
電源を切ると毎回時間がズレる場合、CMOS電池の寿命が原因かもしれません。
- ノートPCでもデスクトップでも、ボタン電池(CR2032など)が使われています。
- 自分で交換できない場合は、パソコン修理店に依頼を。



CMOS電池の交換は自己責任です。保証が切れているPCや古い機種でのみおすすめ。


対処法④:システムの時刻サービスを再起動する
Windowsの「Windows Time(W32Time)」サービスに不具合がある場合も。
再起動方法
- スタートで「サービス」と検索 → 起動
- 一覧から「Windows Time」を探す
- 右クリック →「再起動」
それでも直らないときは?
以下の対策も検討しましょう
- セキュリティソフトの設定を見直す(時刻同期をブロックしている場合あり)
- Windowsの更新を行う(不具合修正が入っていることも)
- 外付けの時刻同期ツールを使う(企業利用などで正確な時刻が必要な場合)
パソコンの時刻しっかりあわせよう
メールの送受信時間、ファイルの更新履歴、予約のタイミング…。
正確な時刻は、あなたの仕事や暮らしの信頼性に関わるもの。
ちょっとしたズレも放置せず、今回紹介した方法でこまめにチェック&修正してみてくださいね。
【まとめ】パソコンの時計が合わないときはここをチェック!
原因 | 対処法 |
---|---|
時刻の同期ミス | 「設定」から手動で同期 |
サーバー不具合 | NICTなどに変更 |
CMOS電池切れ | 電池の交換 |
サービスの不具合 | Windows Timeサービスを再起動 |