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【初心者向けQ&A】格安SIMのよくある質問10選 乗り換え・料金・設定の不安を解消!

格安SIMってなんだか難しそう…その疑問、全部答えます!

「スマホ代が高い…」「でも格安SIMってよくわからない」
そう思ってなかなか一歩踏み出せない方、多いんじゃないでしょうか?

当社にも、格安SIMの乗り換えや初期設定についてよくご相談をいただきます。
でも大丈夫。最初に知っておけば安心できるポイントは、実はそんなに多くありません。

この記事では、格安SIMにまつわる「よくある質問10個」をまとめました。
スマホに詳しくない方にも、できるだけやさしくお答えします。

目次

Q1. 格安SIMってそもそも何ですか?

格安SIMとは、大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンクなど)の回線を借りて通信サービスを提供している会社(MVNO)が発行するSIMカードのことです。

スマホでインターネットや電話を使うには、このSIMカードが必要なのですが、
格安SIMは「回線を借りている」立場なので、大手よりもサービスのコストを抑えられます。

ざっくり言うと…

  • ドコモなどの回線 → 大手のインフラを使っている
  • 格安SIM会社 → その回線を借りてサービスだけ提供
  • 結果:料金が安い!

ポイント

  • 通信エリアは大手キャリアとほぼ同じ(借りてる回線次第)
  • 通信速度は、時間帯によってやや落ちることもある
  • 「スマホ代を節約したい」という人に向いている選択肢

「SIMって何かよくわからない…」という方でも大丈夫。
格安SIMに乗り換えても、今まで通りスマホは使えます。
安くなる理由がわかれば、安心して検討できますよ◎

Q2. 格安SIMに変えると本当に安くなるんですか?

はい、ほとんどの場合はかなり安くなります。
大手キャリアで月7,000〜9,000円かかっていた人が、
格安SIMに変えると月1,000〜3,000円程度になることも珍しくありません。

具体的な料金イメージ

プラン月額料金の目安
大手キャリア(ドコモ、AU、ソフトバンクなど)約7,000〜9,000円
格安SIM(例:mineo、IIJmioなど)約1,000〜2,500円
通話+データつきのプラン約1,700〜3,000円程度

なぜこんなに安くなるの?

  • 自社で基地局を持たず、回線を借りているのでコストが安い
  • 店舗を持たず、オンライン申込が中心で人件費をカット
  • 「豪華なサポート」や「スマホ割引」などがない代わりに、基本料金が安い

注意したいポイント

  • 通話料が別料金の場合が多い(→ 通話定額オプションを選べば安心)
  • 安くするには自分に合ったデータ量を選ぶことが大事
  • 契約前に「今どのくらい使ってるか」確認すると◎

家族で大手キャリアを長く使っていた方が、
格安SIMにまとめて乗り換えたことで、年間10万円以上の節約になったケースもあります。
本当に節約効果があるので、興味があるなら一度シミュレーションしてみるのがおすすめです!

Q3. 通信速度が遅いって聞いたけど、大丈夫?

これはよくある不安のひとつですが、時間帯によっては遅くなることがあります。
特にお昼休み(12時台)や夜(20〜22時頃)は、
多くの人が一斉に使うため、通信が混み合って速度が落ちやすくなります。

遅くなる原因は?

格安SIMは、大手キャリアの回線を時間ごとに分け合って使っているため、
利用者が多い時間帯は「混雑」してしまうんです。

とはいえ、普段使いには問題ない?

  • 日中や深夜など、混雑していない時間帯はサクサク使える
  • 動画やSNSも、ほとんどの格安SIMで標準画質なら問題なし
  • mineoやUQモバイルなど、比較的安定している会社もあり

通信速度を重視したい人は…

  • 「速度が安定している」格安SIMを選ぶ(レビューをチェック)
  • +αでIPoE(IPv6)通信対応のサービスを選ぶと◎
  • 昼や夜の利用が多いなら、ワイモバイルやahamoなどのサブブランドも検討

私自身も複数の格安SIMを使っていますが、
ネット閲覧・YouTube・SNS程度であれば、正直そこまで困ることはありません。
速度重視の方は、最初は「試せるプラン」で様子を見るのもよいかもしれません。

Q4. 通話はちゃんとできますか?

はい、通話も問題なくできます。
格安SIMでも、電話番号を使った通話(音声通話)や、LINE通話などの**インターネット通話(VoIP)**が利用できます。

2種類の通話方法があります

通話の種類内容特徴
音声通話
(電話番号を使う)
090や080などの番号で通話格安SIMでも通話可能。通話料はかかる(通常22円/30秒)
アプリ通話
(LINE・Zoomなど)
インターネット経由データ通信を使って無料通話が可能。ただし相手も同じアプリが必要

通話料を安く抑える方法

  • 格安SIM各社が提供している「通話専用アプリ」を使う(例:楽天Link、mineoでんわなど)
  • かけ放題オプション(月額770〜1,100円程度)をつけると、定額で安心
  • 普段はLINE通話をメインに使うと無料で済むことも多い

「通話できるか不安」と言われることもありますが、
実際は大手キャリアと同じように通話できます。
音質も十分クリアなので、ふつうの使い方をするなら特に問題はありません。

Q5. LINEや電話番号はそのまま使えますか?

はい、どちらも基本的にそのまま使えます。
格安SIMに乗り換えても、現在使っている電話番号とLINEアカウントは引き継ぎ可能です。

電話番号はMNP(番号そのまま)で引き継げます

  • 「MNP(モバイルナンバーポータビリティ)」を利用すれば、今の電話番号をそのまま使えます
  • 格安SIM各社はMNPに対応しており、手続きもオンラインで簡単
  • 乗り換え先で「MNPを利用する」を選択するだけでOK

LINEも基本的にはそのまま使えます

  • 機種変更やSIM変更後も、LINEのデータ(友だち・トーク履歴など)を引き継げます
  • ただし、LINEの事前バックアップを取っておくのがおすすめ(特にAndroid)
  • 「LINEが使えなくなるのでは…」と心配される方が多いですが、通信ができれば普通に使えます

注意したいポイント

  • 電話番号が変わる場合(新規契約)は、LINEの認証に注意(SMS受信が必要)
  • 格安SIMによってはSMS(ショートメッセージ)付きでないとLINEの初期設定ができないこともある→ 契約時に「音声通話+SMSつき」のプランを選んでおくと安心!

「LINEが使えなくなると思ってたけど、大丈夫だった!」という声をよくいただきます。
しっかり引き継ぎすれば、今まで通りの使い方ができるので安心してくださいね。

補足:LINEの引き継ぎで機種変更する方へ

Android→iPhone(またはその逆)のように、OSが変わる場合は、
トーク履歴の完全な引き継ぎができない場合があります。

ただし、LINEのアップデートにより、現在は条件付きで移行が可能になってきています。
心配な方は、事前にバックアップを取るか、重要なトークはKeepやメールで保存しておきましょう◎

Q6. 申し込みに必要なものは?

格安SIMの申し込みは、基本的にネットから手続きが可能です。
必要なものは、以下の通りです。

申し込みに必要なもの一覧

必要なもの内容
本人確認書類運転免許証、マイナンバーカード、保険証+補助書類 など(写真アップロード)
クレジットカード月額料金の支払いに使う(※一部は口座振替も対応)
メールアドレス手続きや通知に必要(GmailやYahooメールでOK)
MNP予約番号
(※番号を引き継ぐ場合)
今使っている電話番号をそのまま使うには必要(発行は無料)

MNP予約番号について

  • ドコモ・au・ソフトバンクなどから番号を引き継ぎたい場合は、事前にMNP予約番号を取得しておきましょう
  • 取得方法はWeb・アプリ・電話などがあり、各キャリアのマイページから簡単に手続きできます
  • 予約番号には15日間の有効期限があるため、取得したらなるべく早めに申し込みましょう

「本人確認書類の写真がうまく撮れない」「申し込み中にエラーが出た」など、
初めての方は戸惑うこともありますが、時間に余裕があるときにゆっくり進めるのがコツです。
わからない部分はチャットサポートや電話窓口を活用しましょう!

Q7. SIMロック解除って必要?難しい?

端末によっては必要ですが、実はとっても簡単です。

現在のスマートフォンが大手キャリア(ドコモ・au・ソフトバンク)で購入したものの場合、
格安SIMを使うには「SIMロック解除」が必要になることがあります。

SIMロックとは?

大手キャリアが販売したスマホには、そのキャリアでしか使えないように制限がかけられていることがあります。
この制限を外すことを「SIMロック解除」といいます。

こんな場合は解除が必要です

  • ドコモ端末にau系の格安SIM(例:UQモバイル)を使いたい
  • au端末にドコモ系の格安SIM(例:mineo・IIJmio)を使いたい
  • 購入した端末が「SIMロックあり」の表示になっている

不要なケースもあります

  • 2021年10月以降に販売されたスマホは、原則SIMロックなし
  • Apple Storeや中古ショップで買った「SIMフリー端末」も解除不要
  • 同じ回線を使った格安SIM(例:ドコモ端末+ドコモ系SIM)ならそのまま使えることも

SIMロック解除の方法(簡単!)

  • 各キャリアのマイページ(例:My docomo、My au、My SoftBank)にログイン
  • 「SIMロック解除の手続き」を選択
  • スマホのIMEI番号(端末識別番号)を入力
  • ボタンを押すだけで完了(無料・3分程度)

IMEI番号の確認方法(IMEIは15桁の数字)

※スマホの箱や本体裏面のシールに記載されていることもあります(中古品など)

▼iPhoneの場合
  • 設定アプリを開く
  • 「一般」→「情報」
  • 少し下にスクロールすると、「IMEI」または「IMEI1」の項目があります
▼Androidの場合(機種によって異なるが共通手順)
  • 設定アプリを開く
  • 「端末情報」または「デバイス情報」
  • 「IMEI情報」または「ステータス」→「IMEI」などで確認できます

もっと簡単な確認方法(全スマホ共通)

電話アプリでこの番号を入力して発信せずに確認

*#06#

→ 画面に自動でIMEI番号が表示されます!

「なんだか難しそう」と思われがちですが、
実際にはネットで数分あれば完了する作業です。
不安な方は、事前に解除済みのスマホを選ぶのもひとつの手です◎

Q8. スマホの設定って自分でできますか?

はい、ほとんどの格安SIMはマニュアルがしっかり用意されていて、自分で設定できます。
SIMカードを挿したあとに、「APN設定(接続先の設定)」をするだけで使えるようになります。

設定の流れ(ざっくり)

  • スマホの電源をオフにして、SIMカードを挿入
  • 電源を入れて、通信会社からの設定情報(APN)を入力
  • インターネットが使えるかどうか確認(LINEやWebを開いてみる)

APN設定ってなに?

APNとは、スマホが「どこの通信会社のネットワークを使うか」を識別するための情報です。

  • iPhone:プロファイルをインストールするだけ
  • Android:設定アプリ内の「モバイルネットワーク」から手動で入力

不安な方でも安心なポイント

  • 各社の公式サイトに、図入りのマニュアルが用意されている
  • mineo・IIJmio・OCNなどは、スマホでプロファイルを1つ入れるだけでOKなことも
  • わからないときは、チャット・電話サポートも使える

お客様の中にも「私にできるかしら…」と不安な方は多いですが、
実際は数分〜10分ほどで終わる簡単な作業です。
設定が済めば、今まで通りスマホが使えますよ◎

Q9. 店舗がないけどサポートはどうなってますか?

格安SIMは、基本的に店舗を持たずオンラインでサービスを提供しているところが多いですが、
その分、チャット・メール・電話でのサポート体制が整っています。

主なサポートの種類

サポート方法対応内容
チャットサポート問い合わせにすぐ答えてくれる。営業時間内で即対応のことも
メールサポート時間はかかるが丁寧な回答がもらえる。24時間受付が多い
電話サポート一部の格安SIMでは専用窓口あり(時間帯や内容に制限あり)
オンラインマニュアル画像つきで設定手順がわかりやすく掲載されていることが多い

サポートが手厚いと評判の格安SIM会社

  • mineo:チャット対応が親切で初心者にも優しい
  • IIJmio:技術的な質問にもしっかり対応
  • UQモバイル/ワイモバイル:店舗サポートあり(サブブランド系)

店舗がないと「何かあったら困る」と感じる方もいますが、
実際にはオンラインだけで十分解決できるケースがほとんどです。
サポートがしっかりしている会社を選べば、安心して使えますよ◎

Q10. どの格安SIMがいいのか迷っています…

はい、選択肢が多すぎて迷いますよね。
でも大丈夫。「自分の使い方」に合った格安SIMを選ぶコツを押さえれば、失敗しません◎

まずは「何を重視するか」を決めましょう

重視ポイントおすすめタイプ特徴・選び方のポイント
料金の安さ重視IIJmio
DTI SIM
NUROモバイル
イオンモバイル
月額1,000円台の低価格プランが豊富。通信量が少なめの方におすすめ
通信速度・安定性重視ahamo
Y!mobile
povo
irumo
大手キャリア直系で速度も比較的速い。混雑時間でも安定しやすい◎
柔軟なプラン設計povo
イオンモバイル
mineo
ギガ購入式や細かい容量プランなど、自由度が高く自分に合った使い方が可能
通話もよく使うY!mobile
ahamo
mineo
通話定額オプションが充実。ahamoは5分かけ放題が標準で付属
とにかく全部ネットで完結したいpovo
ahamo
(楽天モバイル)
オンライン専用。店舗なし&シンプルな手続きで気軽に契約可能
サポートの手厚さmineo、Y!mobile、ビックローブモバイル電話やチャットサポートが親切。mineoはコミュニティも活発で初心者に安心◎
店舗でもサポートを受けたいY!mobile
楽天モバイル
イオンモバイル
など
お住いの地域によっては店舗でサポートをうけられるので安心

迷ったらまずは「使っている回線」と同じ系統がおすすめ

キャリア回線別|格安SIM・サブブランド一覧

回線系統主な格安SIM・サブブランド備考・特徴
ドコモ回線ahamo(ドコモ直系)
irumo(ドコモ直系)
IIJmio
DTI SIM
ビックローブモバイル
イオンモバイル(※マルチ)
NUROモバイル
ドコモのスマホならSIMロック解除なしで使えることが多い◎
au回線povo(au直系)
mineo(マルチ)
イオンモバイル(マルチ)
ビックローブモバイル(au対応あり)
auスマホ→SIMロック解除なしでも使える場合あり
ソフトバンク回線Y!mobile(ソフトバンク直系)
NUROモバイル(ソフトバンク対応あり)
mineo(ソフトバンクプランあり)
ソフトバンク端末で使いたいならこの系統
楽天回線楽天モバイル(独自回線)楽天専用端末での相性◎、他回線からはSIMロック解除推奨
  • mineo・イオンモバイル・NUROモバイル・ビックローブモバイルなどは、「マルチキャリア対応」といって、申込時に使いたい回線(ドコモ・au・ソフトバンク)を選べるタイプです。
  • 直系サブブランド(ahamo/povo/Y!mobile/irumo)は、速度・信頼性の面で安定しており、「格安SIMだけど速い」が特徴です。

例:ドコモ端末をそのまま使いたいなら

→ ahamo、irumo、IIJmio、、DTI SIM、ビックローブモバイル、イオンモバイル(ドコモ回線選択)

au端末なら

→ povo、mineo(Aプラン)、イオンモバイル(au回線)、ビックローブ(au回線)

ソフトバンク端末なら

→ Y!mobile、mineo(Sプラン)、NUROモバイル(ソフトバンク回線)

まとめ

ぜひ格安SIMに乗り換えて通信費のコストを削減してくださいね。

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