「株に興味はあるけど、パソコンが苦手で手が出せない…」
そんな方の声を、私は何度も聞いてきました。
ネット証券は便利だけれど、
「入力がむずかしそう」
「メールが多くて怖い」
「パスワードがわからなくなりそう」
など、不安はつきものです。
この記事では、株を始めたいけれどパソコンが苦手な方へ向けて、最初に知っておいてほしい3つのポイントを、やさしくわかりやすくご紹介します。
入力は「ネット通販と同じ」口座開設は流れにそって進めばOK
「ネット証券の口座開設って、パソコンを使い慣れていないと無理そう…」
そう思う方も多いのですが、実際にやってみると意外とシンプルです。
たとえば、楽天市場やAmazonで買い物をしたことがある方なら、
「名前」「住所」「生年月日」「電話番号」などを入力して購入」
という経験があると思います。
証券口座の開設も、実はこれととても似ています。
入力の流れはたったこれだけ
- 名前や住所などの基本情報を入力
- マイナンバー書類(写真)をアップロード
- 「特定口座にするか」「NISA口座にするか」などの選択肢に答える
- 入力内容を確認して送信!
証券会社のホームページは、「初心者でも迷わないように」作られているので、
ボタンを押すごとに「次はここ」「次はこれ」と、丁寧に案内されていきます。
不安な人は、まず 「最後まで進めなくてもOK」
「いきなり申し込むのは怖い」という方は、
実際の証券会社のホームページを開いて、入力画面を見てみるだけでもOKです。
入力途中でやめても問題ありませんし、
最近では「申し込みの途中保存」や「あとで再開」の機能がある会社も多いです。
パソコンに慣れていなくても、焦らず進めば大丈夫
実際、私のところにも「株はやってみたいけど、パソコンは苦手」という方がよく相談に来ます。
でも一緒にゆっくりやってみると、「あれ?これだけ?」と驚かれることも少なくありません。
- 自分の情報を正しく入力すること
- 案内通りに進めること
この2つさえできれば、最初の壁はもう越えています。
無理なく一歩ずつ進めていきましょう。
【迷惑メールに注意】証券会社からの「本物のメール」の見分け方
口座開設を申し込むと、証券会社から確認メールや本人確認のお知らせが届きます。
でも最近は、そっくりな見た目の「偽物メール」も増えているため、
「これ、開いても大丈夫?」と不安になる方も多いです。
本物のメールを見分ける3つのチェックポイント
- 差出人のメールアドレスを確認する
例:楽天証券の場合 →@rakuten-sec.co.jp
で終わっている
→ 似ていても、.com
や見慣れない文字列があれば注意! - メールの中に「ログインはこちら」ボタンがある場合は押さない!
本物のサイトに行くときは、自分でブックマークしたページからアクセスするのが安心です。 - 内容に不安があれば、公式サイトの「お知らせページ」と照らし合わせる
「重要なお知らせ」は公式サイトにも必ず掲載されます。
迷ったら 「開かない」&「誰かに聞く」でOK
「これ本物っぽいけど、ちょっと変かも…」
そんなときは、無理に開いたりクリックせず、以下のように対処しましょう。
- 家族や知人に見てもらう
- パソコン教室やサポートサービスに相談する
- 証券会社の公式サポートに電話する
セキュリティを守ることは、資産を守ることにもつながります。
ちょっと慎重なくらいが、ちょうどいいんです。
補足:証券会社から届く 「本物メール」の例
件名の例 | 内容 | 本物かチェック |
---|---|---|
【楽天証券】口座開設のお申し込みありがとうございます | 登録確認メール | ✔ 正規ドメインか確認 |
【重要】本人確認書類の提出が完了しました | ステップ完了通知 | ✔ 不審なURLがないか確認 |
【要注意】取引の確認が必要です | フィッシングの可能性あり | ❌ URLに注意・要確認 |
パソコンが苦手な人ほど、こういったメールの不安感で前に進めなくなることがあります。
でも、「メールを慎重に確認するクセ」が身につけば、安心して投資を始める第一歩になります。
【ログインできなくなる前に】パスワード管理のちょっとしたコツ
ネット証券の口座を開設した後、最初に直面する壁が「ログインできない問題」です。
実際に多いのが
- 「パスワードを忘れた」
- 「メモしたつもりがどこに書いたか分からない」
- 「大文字・小文字を間違えた」
というような、ちょっとしたログイン失敗です。
パソコンに慣れていない人ほど、パスワード管理に工夫を
「パスワードを紙に書いてはいけない」と言われることもありますが、
パソコンに不慣れな方にとっては、「紙にメモ」も立派なセキュリティ対策です。
ただし注意点が1つあります。
それは「誰にでも読める状態で保管しない」こと。
安全なメモの取り方・保管の工夫
証券会社名を書かない
→ 例:「ログイン番号:1234abcd」だけ書いておく
(何のパスワードかは本人しか分からないようにする)
自分だけが分かる 「ルール」を作る
→ 例:「いつも使っている単語+誕生月」など、覚えやすく忘れにくい工夫を
専用のノートやファイルにまとめておく
→ 家族が必要になったときも、きちんと確認できるように
パスワード管理アプリは、使いこなせる人だけでOK
→ 無理にデジタル化しなくても、自分に合った方法が一番
よくある「もったいない 」トラブルも防げます
- メールのパスワードと混同してログインできない
- 一度もログインしないまま、IDが失効してしまう
- ログインできなくなって、本人確認の再提出が必要になる
こういったトラブルを防ぐためにも、最初の1回のログイン成功体験がとても大事です。
はじめの設定で「私は大丈夫」と思える安心感を
パソコンやネット証券に不慣れな方でも、
ちょっとした準備と意識で、安心して資産運用の第一歩を踏み出せます。
- パスワードは自分なりの方法で「見える化」しておく
- どうしても不安な場合は、家族に共有する方法も考えておく
「わからないからやめる」ではなく、
「わかるようにしてから始める」――それが、これからの時代にぴったりの考え方です。
この3つのポイントを押さえておくだけでも、
口座開設から資産運用までが、ぐっと現実的になります。
【補足】古いパソコンでインターネットするのは危険?今すぐチェックしたいこと
証券口座を開設するには、パソコンやスマートフォンから
「名前・住所・マイナンバー」などの個人情報を入力します。
だからこそ、使っている機器のセキュリティ状態はとても大切です。
こんなパソコンは注意が必要!
- Windows 8.1 以前のOS(※すでにサポート終了)
- セキュリティソフトが入っていない/期限切れ
- ブラウザが古くてアップデートされていない(例:Internet Explorer)
対策:最低限これだけはチェックしよう
- OSが「Windows 10」または「Windows 11」になっているか
- EdgeやChromeなど、最新のブラウザを使っているか
- セキュリティソフトが有効になっているか(無料でもOK)
もし「パソコンが古くてよくわからない…」という場合は、
スマートフォンで口座開設することも可能です。
また、パソコンの安全性に不安がある方は、信頼できる人に相談するのも1つの手です。

パソコンが苦手でも、株ははじめられる時代です
「株に興味はあるけれど、パソコンが苦手で不安…」
そんな声は、実はとても多く、私のまわりでもよく相談を受けます。
でも、今回ご紹介したように、
- 入力作業はネット通販とほとんど同じ
- 証券会社からのメールも、確認ポイントを押さえれば安心
- パスワード管理も、ちょっとした工夫で乗り越えられる
といった 「実はできる」ポイントを知っておくだけで、
ネット証券の口座開設は、思っているよりもずっと身近なものになります。
誰でも最初は「わからない」ことばかりです。
けれど、「わからない」を1つずつ解決していくプロセスこそが、投資の第一歩です。
このブログでは今後も、
パソコンが得意でなくても安心して始められるよう、
「ネット証券 × 初心者サポート」の情報を発信していきますね。