Windows更新中にパソコンが固まってしまった!不安なあなたへ
「更新プログラムを構成しています…」の画面のまま何時間も動かない。
「電源を切らないでください」と書いてあるから放置してるけど、このままで大丈夫…?
そんな不安を感じている方へ、Windowsアップデートが終わらないときの原因と対処法を解説します。
「固まってるの?待てばいいの?強制終了してもいいの?」という疑問を解決します。
Windowsアップデートが終わらない原因とは?
更新プログラムが重い・サイズが大きい
最新のWindows更新は、数GB以上の容量があることも。特に大規模アップデートは1時間以上かかることもあります。
ネット環境が不安定
Wi-Fiの通信が途切れると、アップデートのダウンロード・適用がうまく進まず止まってしまうことも。
パソコンのスペック不足
ストレージの空き容量が少ない・古いPCなどは、処理に時間がかかることがあります。
何時間まで待つべき?目安はこれ!
1〜2時間は様子を見る:画面が動かなくても、内部では作業中の場合あり。
4時間以上進まない場合:何らかのトラブルの可能性が高いです。次のステップへ。
Windowsアップデートの確認方法と進め方
Windowsアップデートがうまくいかないときは、まず「Windows Update」の画面を確認して、アップデートが保留になっていないかをチェックしましょう。
以下のような画面が表示されていれば、「ダウンロードとインストール」をクリックして手動で進めることも可能です。
Windows Updateの確認画面(例)

「ダウンロードとインストール」の表示がある場合は、手動で開始できます。

「更新プログラムをチェック」をクリックすると、最新の状態かどうかがすぐに確認できます。
もし「利用可能になったらすぐに最新の更新プログラムを入手する」がオフの場合、更新が遅れることもあります。
Windowsアップデートが終わらない時の対処法
強制終了してもいいケースとは?
以下に当てはまる場合は、電源ボタンの長押しでシャットダウンしてOKです。
- 4時間以上同じ画面で停止
- パソコンのファン音が止まり、動作音がしない
- カーソルも反応しない、NumLockランプも切り替わらない
その後は【セーフモード】で再起動し、アップデートの復元ややり直しが行われます。
セーフモードで起動する方法
- 電源を3回連続で途中で切る
- 自動修復画面が表示されたら「詳細オプション」→「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ設定」
- 再起動後、「4」キーを押せばセーフモード起動!



セーフモードとは、Windowsが最小限の機能だけで起動する特別なモードのことです。トラブルが起きたときに、原因を探したり修復したりするために使います。
通常の起動では、いろいろなドライバーやアプリが同時に動いていますが、それらが原因で問題が発生している場合、通常モードでは起動できなかったり、トラブルが再発したりします。
そこで、セーフモードなら以下のような状態で立ち上がります
- ネットワークや印刷などの不要な機能をオフ
- 自動起動のアプリを読み込まない
- 最小限のドライバだけを使用
これにより、トラブルの原因を切り分けたり、修復作業がしやすくなります。



困ったときのセーフモード、覚えておこう
「パソコンが変になったけど、普通に起動できない…」
そんなときこそセーフモードの出番です。
軽くて安全なモードで起動できるので、冷静に対処が可能になります。
Windows Updateが進まないときは「トラブルシューティングツール」を試してみよう
Windowsの標準機能として用意されている「トラブルシューティングツール」は、
アップデートの不具合を自動で検出・修復してくれる便利な機能です。
「なんとなく止まってる気がする…」という時も、一度試してみましょう。


トラブルシューティングツールの起動手順(Windows 11の場合)
- スタートボタン(Windowsマーク)を右クリック
- 表示されたメニューから「設定」を選択
- 左メニューから「システム」→「トラブルシューティング」をクリック
- 「その他のトラブルシューティングツール」をクリック
- 一覧から「Windows Update」の右にある「実行」をクリック




実行後の流れ
- 自動的にチェックが始まり、「問題が見つかりました」または「問題は見つかりませんでした」と表示されます。
- 修復できる場合は、そのまま案内に従って完了。
- 修復できない場合でも、エラー内容の特定に役立つ情報が表示されることがあります。
Windows 10の場合も基本的には同じ
「設定」→「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」→「追加のトラブルシューティングツール」から
「Windows Update」を選びましょう。
トラブルシューティングでも解決しない場合は?
- セーフモードからの再起動
- DISMコマンドやSFC(システムファイルチェック)の実行
- 最悪の場合、システムの復元や初期化が必要になることもあります
まずは「トラブルシューティングツール」で自動修復を試してから、上級手順に進むのが安心です。
Windows Updateが進まないときに「やってはいけないこと」
アップデートが止まったように見えると、つい焦っていろいろな操作をしてしまいがちですが、以下の行動はかえって状況を悪化させる原因になります。
アップデート中に電源コードを抜く
特にノートパソコンの場合、「電池で動いているし、放っておこう」と思って電源コードを外すのは危険です。
- 電池切れで強制終了すると、アップデートの途中でファイルが壊れる可能性あり
- 最悪の場合、Windowsが起動しなくなることも



電源は必ず接続しておきましょう。
強制終了を何度も繰り返す
反応がないからといって、何度も強制的に電源を切ったり再起動を繰り返すと…
- システムファイルが壊れる
- セーフモードでも起動できなくなることがある
判断の目安:4時間以上進まない場合のみ、慎重に1回だけ強制終了を試みましょう。
外付けUSBやSDカードを抜き差しする
アップデート中に外部デバイスを抜き差しすると、
- ファイルのアクセスエラー
- システムがフリーズする原因に
アップデート前後は、外付け機器は外しておくのが安全です。
インターネットを切断する・Wi-Fiをオフにする
「もう使わないからWi-Fi切っちゃおう」と思ってオフにすると…
- アップデートのダウンロードが途中で失敗
- 不完全な状態になり、再起動でトラブルの元に
Wi-Fiや有線LANはアップデート完了まで安定接続が必要です。
無理に他の操作をしようとする(アプリ起動など)
アップデート中に他の作業をしようとしてアプリを開いたり、フォルダを開いたりすると、
- パソコンが重くなって完全に固まる
- アップデート失敗の原因に
アップデート中はできるだけパソコンに触らず放置しましょう。
困ったときは「落ち着いて」「順番に」対処を
Windows Updateが進まないと、つい何かしたくなってしまいますが、不用意な操作はかえってリスクを高めます。
「やってはいけないこと」を避けつつ、【セーフモード】や【トラブルシューティング】など、安全な対処法を順番に試しましょう。
Windowsアップデートのよくある質問
- どこでアップデートの状態を確認できますか?
-
スタートメニュー → 設定 →「Windows Update」を選ぶと、上記画像のような画面が表示されます。
- 「更新プログラムを構成しています…」の画面、何時間待てばいいですか?
-
基本的には2〜3時間は待ちましょう。
それでも変化がない場合は、強制終了して復旧を試みる必要があります。 - 強制終了したら壊れるって聞いたけど、大丈夫?
-
タイミングによりますが、多くの場合は大丈夫です。
ただし、アップデート中のファイルが壊れることもあるため、セーフモードでの復旧や復元ポイントの使用をおすすめします。 - アップデートが終わらないのはパソコンが古いせい?
-
一部関係があります。
古いPCやHDD搭載モデルでは、アップデートに数時間かかることもあります。
SSDへの換装で高速化できる場合もあります。 - 今後、アップデートで失敗しないためにはどうすれば?
-
以下の3つを習慣にしましょう
- 更新前にバックアップを取る
- 作業時間の余裕があるときに実行する
- PCの電源は必ずACアダプターで接続しておく
アップデートで困らないための予防策
- こまめにアップデートを実行(長期間放置するとトラブルの元)
- 外付けHDDやUSBでバックアップを取ってから実行
- 作業前に「更新と再起動」か「更新してシャットダウン」を選ぶ
どうしても直らないときは?
以下の手段を検討しましょう。
- システムの復元を行う
- リカバリや初期化(※バックアップ必須)
- パソコン修理の専門店に相談
焦らず、順を追って対応を
Windowsアップデートが終わらないと不安になりますが、慌てず以下のポイントをチェックしてみてください。
- まずは2〜4時間は待つ
- 進まない場合は強制終了 → セーフモード
- 復旧ツールやトラブルシューティングも活用
更新トラブルを防ぐためにも、定期的なアップデートとバックアップを心がけましょう。