契約者が亡くなった後に判明!「ドコモ」名義の通信費の正体とは?
「ドコモから引き落とされてるけど、心当たりがない…」
先日、「亡くなった家族の通帳を確認したら、「ドコモ」名義で通信費の引き落としが続いていた。でもドコモに行っても契約が見つからない」というご相談を受けました。
実はこれ、ぷららやOCNの契約だったというケース。
ドコモが通信事業を再編したことで、「契約はぷらら・OCNなのに、引き落とし名義はドコモ」というパターンが多発しているのです。
なぜこんなことが起きるの?
2020年以降、NTTグループでは通信事業の整理・統合が進みました。
- ぷらら → 2022年にNTTドコモへ吸収合併
- OCN → 2023年にNTTドコモに統合
- ひかりTVなどもドコモが引き継ぎ
このような流れから、もともとは別会社で契約していたサービスが、現在はドコモ名義で請求されるようになったのです。
よくある引き落とし名義と実際の契約サービス一覧
引き落とし名義 | 実際の契約サービス | 統合の背景・備考 |
---|---|---|
ドコモ | OCN、OCNモバイルONE | もとはNTTコミュニケーションズ → NTTレゾナント → ドコモへ吸収合併(2023年) |
ドコモ | ぷらら、ぷらら光 | 2022年、NTTぷららがドコモに吸収合併 |
ドコモ | ひかりTV | 同上。IPTV事業もドコモに統合済み |
NTTファイナンス | 複数の通信・放送サービス | 電話料金合算請求。中身がOCNやNHKの場合もあり |
契約者が亡くなった後の解約で注意すること
- ドコモショップではぷらら・OCNの契約が見つからないことがあります
- 通帳に書かれた名義だけで判断せず、契約内容の確認が必要
- 亡くなった方の契約を解約するには、戸籍謄本や死亡届などの書類提出が必要です
わからない請求があったら
- 通帳やカード明細にある名義をチェック
- 金額と引き落とし日をもとに思い当たるサービスを探す
- ドコモ・NTTファイナンスのサポート窓口に問い合わせ
契約名義と実際のサービスがズレている時代
通信業界は、再編や統合でサービス提供会社の名前が変わることがよくあります。
「ドコモって書いてあるから、ドコモショップに行ったのに何もわからなかった…」というのは、今やよくある話。
月々の引き落としや、亡くなった家族の契約の確認には、実際の契約内容と引き落とし名義のズレに注意してみてくださいね。
追記 au(KDDI)とソフトバンクは?

各ポータル(My au、My SoftBank)は携帯番号または契約IDとパスワードが必要です。
au(KDDI)の請求とビリングサービス
請求名義(引き落としやクレカ明細の表示例)
- 「KDDI」
- 「KDDI(au)」
- 「au PAY カード」や「KDDI料金」などの表記になることもあります
明細確認・料金確認サービス名
My au(マイエーユー)
→ 契約内容・請求額・利用明細を確認できるauのポータルサイト
https://www.au.com/my-au/
ソフトバンクの請求とビリングサービス
請求名義(引き落としやクレカ明細の表示例)
- 「ソフトバンク」
- 「SBモバイルサービス」
- 「ソフトバンク利用料」などの記載がされることもあります
明細確認・料金確認サービス名
My SoftBank(マイソフトバンク)
→ 携帯・ネット・オプションなどの請求明細確認が可能
https://www.softbank.jp/mysoftbank/

