「最近パソコンを使わなくなった」「片付けていたら古いノートパソコンが出てきた」
そんなとき、思い浮かぶのが「これ、売れるかな?」
結論から言うと、Windowsパソコンの買取は早めの判断がカギです。
特に、Windows10のサポート終了(2025年10月)が近づいている今、タイミングによっては査定額に大きな差が出ることも。
この記事では、
- パソコンを売るときの準備と手順
- 査定アップのコツ
- データ消去の注意点
- 「2025年問題」って何?
といった内容を、パソコンに詳しくない方にもわかりやすくご紹介します。
Windows10のサポート終了に注意(2025年問題)
2025年10月に、Windows10のサポートが正式に終了します。
これを境に、古いパソコンの需要や価値は一気に下がる可能性があります。
とくに中古市場では「サポートが切れたOS搭載機=買取対象外」になることが多く、今ならまだギリギリ売れる!というのが正直なところです。

売る前にやること|データの消去・初期化
データのバックアップ
まずは、写真や書類、メールなど必要なデータを外付けHDDやクラウドに保存しましょう。
パソコンの初期化(工場出荷状態に)
Windows10なら
設定 → 更新とセキュリティ → 回復 → このPCを初期状態に戻す
から簡単に初期化できます。
自分で消せない、起動しない場合は?
電源が入らない、動作が不安定で初期化できないときは、データ消去サービスを行っている買取業者を選びましょう。
査定アップのポイント
付属品はなるべくそろえて
- ACアダプター
- 元箱
- 保証書や説明書
- リカバリディスク(ある場合)
- office
などが揃っていると査定額アップの可能性が高いです。
Microsoft Officeが付属していれば高評価
意外と見落とされがちですが、正規のMicrosoft Officeが付属しているパソコンは査定額が高くなります。
特に「Office Home & Business」や「Office Personal」など、プロダクトキー付きでライセンスが移行できる状態なら、1万円以上価格が変わることも。
注意点として、プリインストール版の場合はライセンスがそのパソコンに紐づいているため、パソコンとセットで売る必要があります。Office単体では売れません。
高く売れる「パソコンのシール」をチェック!
パソコン本体に貼られている「あるシール」が、査定額を左右することをご存じですか?
特に注目したいのはこの2つ
Windowsのプロダクトキーシール(COAシール)
ノートパソコンの裏やバッテリーの中に貼られていることが多く、
「Windows 7」「Windows 8」「Windows 10」などのライセンスキーが記載されたものです。
このシールがあると、再インストールが可能であることの証明になり、
中古市場では信頼性がアップ=査定額が上がる可能性があります。
Microsoft Officeのライセンスシール
「Office Personal」や「Home & Business」などの正規品を証明するシール。
パソコンにOfficeが付属している証拠になるため、有無で1万円以上差が出ることも。

シールがはがれている場合や、読み取れないほど劣化していると評価対象にならないこともあるので要注意。
シールは残したままが基本!
「なんとなく見た目が気になる」「きれいにしたいから」といって、シールをはがしてしまうのはNG!
そのパソコンの価値を証明する大事な情報源なので、そのままにしておきましょう。
外観をきれいにする
パソコンの見た目は第一印象を大きく左右します。
軽く掃除をするだけで査定額が上がることもあるので、以下のような点に気をつけてみましょう。
- 画面の指紋・ホコリを拭く
- キーボードの隙間にたまったゴミをエアダスターなどで除去
- タバコを吸っていた方はヤニ汚れをしっかり拭く
- 女性ユーザーに多い「ファンデーションのこすれ汚れ」も要チェック
とくにタバコのヤニやファンデのような油分系の汚れは、目立つだけでなく「使用感が強い」と判断されてしまい、査定額にマイナスがつく可能性も。アルコールシートやメガネ拭き用クロスで優しく拭くだけでも違います!
起動しなくても売れる?あきらめるのはまだ早い!
「電源が入らない」「画面が真っ暗で動かない」
そんなパソコンでも、実は買取可能なケースがたくさんあります。
中古業者によっては、
- 部品取り用(メモリ・HDD・液晶など)
- ジャンク再生用
としてのジャンク買取を行っているところも。
起動しないパソコンを売るときのポイント
- できるだけ元の状態に近い外観で保管されていること(ネジや部品を外していない)
- 分かる範囲で故障内容を伝える(例:「電源は入るけど画面が映らない」など)
- 付属品があると好印象(ACアダプターやOfficeのライセンスカードなど)
さらに、データ消去ができない場合も、業者側で完全消去を行ってくれることがほとんどです。
(不安な場合は「物理破壊」や「証明書発行付き」の業者を選ぶと安心)
「壊れてる=捨てる」ではなく、「まず査定してもらう」が賢い選択!
売却前にチェックリスト
- データのバックアップは済んでいる?
- 初期化は完了している?
- 付属品はまとめた?
- 査定前に簡単に清掃した?
古いパソコン、放置するより「今すぐ売る」が正解かも
Windows10のサポート終了を前に、中古市場も大きく変わろうとしています。
「もう使わないし…」と眠らせておくより、少しでも価値があるうちに売却するのが賢い選択。
データの消去や買取先の選び方さえ気をつければ、安心して手放すことができます。