「固定IPって何に使うの?」「VPNとどう関係あるの?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は、固定IPアドレスはセキュリティや業務効率の面で重要な役割を果たします。
特に在宅勤務やリモート管理が当たり前になった今、固定IPを使ったVPN接続は多くの企業や個人にとって欠かせない手段となっています。
この記事では、
- 固定IPアドレスが必要になる具体的な場面
- VPNとの関係性
- 固定IPがなくてもVPNが使える方法(代替案)
まで、初心者にもわかりやすく解説します。
そもそも固定IPアドレスとは?
VPN接続で社内ネットワークに安全にアクセスしたいとき
社内システムへのVPN接続に**「許可されたIPアドレスのみ接続可能」**という設定をしている場合、固定IPが必須になります。
出先や自宅からアクセスするなら、固定IPアドレスを持つVPNサービスを使うのがセキュリティ的にも安心です。
自宅サーバーやNASに外部からアクセスしたいとき
たとえば、自宅に設置したファイルサーバーに外出先からアクセスしたい場合、接続先のIPアドレスが固定でなければ、アクセス先が変わってしまいます。
固定IPなら「いつでも同じ住所」で接続できるため、安定性と管理性が向上します。
WebカメラやIoT機器の遠隔監視をしたいとき
ネットワークカメラやスマート農業機器など、外部からの遠隔操作が必要な機器に対しても、固定IPがあると確実にアクセスできます。
農業・防犯・設備監視など幅広い分野で活用されています。
外部システムとの連携(WebhookやAPI)
クラウドツールや業務システムの中には、**「このIPアドレスからの通信しか受け付けない」**という設定が必要なものもあります。
固定IPがないと、Webhookの受信や外部連携がうまく動作しないことも。
VPNと固定IPの関係とは?
VPNは、インターネット上に「安全なトンネル」を作る技術です。
VPNを使えば、たとえフリーWi-Fiでも通信が暗号化され、セキュリティを保てます。
このVPNを固定IPで利用するメリットは以下のとおり
- 企業のアクセス制限に対応しやすい(IP制限型VPN)
- 接続先が毎回変わらないので安定性が高い
- 自宅・海外問わず“日本のIPアドレス”として通信可能(地域制限の回避など)
固定IPがなくてもVPNを使うには?
実は、固定IP付きVPNサービスを使えば、プロバイダーを変えなくても固定IPが使えます。
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固定IPが必要かどうかは「用途」で決まる
固定IPはすべての人に必要なものではありません。
でも、リモート業務や外部連携、セキュリティを重視する場面では、非常に頼りになる存在です。
「自宅ネットが動的IPでVPNが不安定…」
「クラウドサービスとの連携でIP制限が必要になった」
そんな方は、固定IP付きVPNを導入するだけで、安心・安定した環境が整います。