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【初心者向け】モバイルルーターの選び方|失敗しない5つのチェックポイント

外でも家でもWi-Fiがほしい…そんなあなたへ

「外出先でもネットを使いたい」
「自宅に光回線を引けないから、手軽なWi-Fiを探してる」
そんなときに便利なのが モバイルルーターです。

ですが、いざ探してみると…

  • WiMAX?クラウドSIM?どれがいいの?
  • 容量は無制限?月〇GB?
  • 契約期間ってあるの?

と、わからないことが多くて選びにくいですよね。

この記事では、初心者の方でも失敗しない「モバイルルーターの選び方」をわかりやすく解説します。
最後におすすめ機種やサービスもご紹介しますので、ぜひ参考にしてください!

目次

モバイルルーターとは?どんなときに便利?

モバイルルーターとは、持ち運びできるWi-Fiルーターのこと。
スマホやパソコン、ゲーム機などをインターネットに接続できる、小型でバッテリー内蔵の端末です。

こんなシーンで活躍します

  • テレワークやリモート授業で、自宅にWi-Fiが必要なとき
  • 外出先や旅行先でもネットを使いたいとき
  • 引っ越し先で光回線の工事が間に合わないとき
  • スマホのギガを節約したいとき
  • 複数のデバイスを同時にWi-Fi接続したいとき

モバイルルーターの強み

  • 工事不要ですぐ使える(届いたら電源ONでOK)
  • 月額料金が固定でわかりやすい
  • SIMカードの挿し替えなどの手間も基本なし
  • 複数人や端末での共有にも対応(家族やチームで使える)

モバイルルーター選びの5つのポイント

① 回線タイプの違いを知ろう(WiMAX・クラウドSIM・キャリア系)

モバイルルーターには、使っている通信回線のタイプによって大きく3つの種類があります。
これを知らずに契約してしまうと、「つながらない」「遅い」「エリア外だった」などのトラブルの原因に…。

それぞれの特徴を簡単にまとめてみました。

WiMAX回線(UQ WiMAX系)

  • 高速通信が可能でエリアも拡大中
  • 工事不要で、自宅のネット代わりに使う人も多い
  • 建物の構造によってはつながりにくい場合も(鉄筋マンションなど)
向いている人
  • 自宅用Wi-Fiとして安定した速度がほしい人
  • 動画・Zoom・大容量通信をする人

クラウドSIM(3キャリア自動切り替え)

  • docomo/au/ソフトバンクの中から最適な回線に自動で接続
  • 地方や山間部でも比較的つながりやすい
  • 「海外でも使えるタイプ」もある
  • 通信速度はやや控えめで、昼・夜は混雑に弱い
向いている人
  • とにかくエリア重視(全国どこでも使いたい)
  • 出張や旅行が多い人・一時的に使いたい人

キャリア系(楽天モバイル/ドコモ home 5G miniなど)

  • キャリア回線をそのまま使うので安定性が高い
  • 通常のスマホ契約と組み合わせられることも
  • 「端末+SIMセット販売」が多い
向いている人
  • キャリア回線にこだわりたい人
  • スマホとセットでお得に使いたい人

ポイントまとめ

タイプ特徴おすすめ用途
WiMAX高速&大容量/都市部向き自宅Wi-Fi、動画、仕事用
クラウドSIM広いエリア/やや速度控えめ旅行・出張・一人暮らし
キャリア系安定性◎/端末の選択肢は少なめ安心感重視・スマホ連携

② 通信速度とエリアをチェックしよう

モバイルルーターは「どこでも使える」イメージがありますが、使う回線によって通信速度やつながりやすさが異なります。
契約前にしっかり確認しておくと、「思ったより遅い」「つながらない」といった失敗を防げます。

通信速度の目安(快適な目安)

利用目的推奨速度(下り)
メール・LINE1〜5Mbps
Web閲覧・SNS5〜10Mbps
動画視聴(HD画質)10〜20Mbps
Zoom会議10〜30Mbps
オンラインゲーム30Mbps以上(安定性重視)

回線タイプ別の速度傾向

回線タイプ平均実測速度の傾向(下り)備考
WiMAX20〜60Mbps(エリアによっては100Mbps超え)高速通信が得意。混雑時も安定しやすい
クラウドSIM5〜20Mbps程度昼・夜の混雑時に速度が落ちやすい
キャリア系10〜50Mbps以上安定性高め。スマホとほぼ同等の速度

エリアの確認も忘れずに!

「契約したけど、家の中だとつながらない…」
というトラブルは意外と多いです。

  • WiMAXは都市部中心に強いが、地方・山間部は苦手な場合あり
  • クラウドSIMは3キャリアに自動接続するのでエリアが広い
  • キャリア系はスマホと同じエリアなので、普段使えていればOK

各サービスの公式サイトにある「サービスエリアマップ」で、自宅やよく使う場所が対応しているか確認しておきましょう。

修理や相談でよく聞くのが「契約前にエリア確認してなかった」というケース。
マンションの高層階や、鉄筋コンクリート造などではつながりにくいこともあるので、口コミや体験レビューも参考にすると安心です!

③ バッテリー持ち・サイズ感・持ち運びやすさ

モバイルルーターは「持ち運ぶ」ことが前提の機器です。
そのため、サイズやバッテリー持ちの良さは非常に重要です。

「軽くて薄い」「丸一日使える」など、ライフスタイルに合った端末を選びましょう。

バッテリーの持ち時間の目安

バッテリー持続時間使用スタイルの目安
4〜6時間短時間の外出・会議・予備用など
8〜10時間日中ずっと外出する人・通勤通学時の利用
12時間以上長時間作業や出張・旅行に最適

サイズ感と重さ

  • 100g前後のものは軽くてポケットに入るサイズ(スマホより小さい)
  • 200g以上になると、バッグに入れる前提のやや大型タイプ
  • 薄型モデルはカフェや電車内でもスマートに使える◎

サイズ&バッテリー選びのコツ

利用スタイルおすすめタイプ
通勤・通学・短時間利用軽量&バッテリー5〜8時間タイプ
出張・旅行・テレワーク10時間以上持つタイプ
自宅用Wi-Fi代替サイズより性能・バッテリー重視(据え置きでもOK)

「1日中使っていたら途中でバッテリーが切れてしまった…」というお悩みはとても多いです。
モバイルバッテリーを持ち歩くのも手ですが、最初から長持ちタイプを選ぶ方が快適ですよ!

カフェや公共Wi-Fiと比べて、モバイルルーターは安全?

はい、自分専用の通信回線なので、セキュリティ面で圧倒的に安心です。

【比較】カフェ・公共Wi-Fi vs モバイルルーター

比較項目カフェ・公共Wi-Fiモバイルルーター
通信の暗号化ない or 弱い(WEP、なしなど)WPA2/WPA3など強力な暗号化
接続の自由度誰でも接続できる(不特定多数)自分または信頼できる相手のみ
リスクデータ盗聴/なりすまし/改ざんの危険あり接続者が限られていて安心
管理パスワードが共有されている場合も多い自分専用パスワードで管理可能
安全に使える用途SNSや調べ物までが限界ネットバンキングや仕事のやりとりも可

具体的な安心ポイント

  • 自分専用のSSIDとパスワードで管理できる
  • WPA2/WPA3などの強力な暗号化方式に対応(端末による)
  • 誰かに勝手に接続される心配が少ない
  • セキュリティソフトと組み合わせれば、VPN不要で安全に使える

公共Wi-Fiで個人情報を入力するのは正直おすすめできません…。
モバイルルーターなら「自分だけのWi-Fi」なので、ネットバンキングや仕事用通信も安心です。

④ 契約期間や解約金の有無を確認しよう

モバイルルーター選びで意外と見落としがちなのが、「契約期間の縛り」や「解約金」です。
あとから「思ってたより使わなかった…」となっても、解約できずにムダな出費になることもあります。

契約形態は主に2タイプ

契約タイプ特徴向いている人
縛りあり(1年〜3年)月額料金が安めに設定されているが、途中解約で違約金が発生する長期で使う予定のある人
縛りなし/レンタル型月額はやや高めでも、いつでも解約可能・気軽に試せるお試し利用・短期利用したい人

具体的な例(2025年時点)

  • WiMAXの一部プラン:2年契約で月額割引あり/途中解約は10,000円前後の違約金
  • クラウドSIM(Mugen WiFiなど):契約期間あり(1〜2年)or 縛りなしプランも選択可能
  • レンタルWi-Fi(どこよりもWiFi、FUJI WiFiなど)1ヶ月単位で解約可能

選び方のポイント

  • まずは「いつまで使うか」を明確にする
     → 短期ならレンタル型/長期なら縛りありでもOK
  • 解約時の費用や返却ルールも要チェック(端末の返却忘れ=追加料金の原因に)

「ちょっと試してみたかっただけなのに、1年契約になっていた…」というご相談は本当に多いです。
最初は縛りなし・お試しプランで様子を見るのもひとつの手ですよ◎

⑤ データ容量(無制限 or ○GB)を見極めよう

モバイルルーターを選ぶときに、「データ容量が足りるかどうか」は非常に重要です。
自分の使い方に合っていないプランを選ぶと、速度制限がかかったり、料金が高くなったりして後悔することも。

主なプランの種類

プランタイプ特徴向いている人
完全無制限実質使い放題(ただし例外あり)テレワーク・動画視聴・家族でシェア
月〇GB制限5GB/20GB/100GBなど選択式一人暮らし・スマホのギガ補助に
1日〇GB制限1日3GB/5GBなどで制限がかかる出張や旅行など一時的な利用に便利

注意!「無制限」と書いてあっても…

「無制限」とうたっていても、以下のような「隠れ制限」がある場合があります。

  • 3日で10GB以上使うと速度制限がかかる
  • 混雑時間帯は自動的に制限されることがある
  • 通信があまりにも多いと契約の見直し対象になる場合も

必ず「※ただし〇〇の場合を除く」など注意書きをチェックしましょう。

目安:毎月どのくらい使うか?

毎月どのくらい使うかモバイル通信データ量の目安
使い方月のデータ量目安
メール・SNS中心5〜10GB
Web検索・YouTube標準画質20〜50GB
オンライン会議・動画多め100GB〜
家族共有・テレワーク用無制限が安心

「月に100GBも使うかな…?」と思っていても、動画をよく見る人はあっという間に使い切ってしまいます。
通信量が不安な方は、100GB〜無制限プランを選んでおくと安心です。

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