冬季になると、パソコンを使用する際にトラブルが起こる可能性が高くなります。
パソコンは、言うまでもなくデリケートな機械です。
当社でも冬になるとパソコン修理依頼が増えます。
パソコンの冬の対策として、結露防止の工夫、冬によく起こりがちなパソコンのトラブルについて解説します。
冬に発生しやすいパソコントラブルの原因
冬のパソコントラブルの大きな原因のひとつに、「寒さ」と「急激な温度変化」があります。
寒さによって部品に結露が発生し、時間の経過とともにパソコンにダメージを与える可能性があります。
雪国のユーザーは、寒さによってデバイスの動作が遅くなり、バッテリーの消耗が早くなる可能性があるため、使用方法に注意する必要があります。
窓際にパソコンを置くだけでも、冬場のパソコンの性能に違いが出ることがあります。
その他にも、通気孔の詰まり、古いソフトウェア、ウイルスやその他のマルウェア、CPUやGPUの過熱、PCのファンや通気孔にたまったホコリなどが、冬に起こりうるPCのトラブルの原因として挙げられます。
冬のパソコンの結露を防ぐ
冬場のパソコンやノートパソコンに関しては、結露に注意が必要です。
寒い環境でパソコン内部の温度が急激に下がると、その表面にはすぐに水分が発生します。この湿気は結露と呼ばれ、デバイスにダメージを与え、システム障害の原因となることがあります。
ノートパソコンを使用しないときは、結露が発生しない場所に保管する必要があります。リチウムイオン電池は、0℃以下の環境では出力が低下することがあるため、電源はしっかりと確保する必要があります。
結露の予防
- 湿度の調整・・・高いと結露しやすいので調整します
- パソコンを寒くない場所に・・・冷えすぎない場所に設置します
- 電源を切る・・・結露の危険性が高い時期には電源の入れっぱなしは控えましょう
- 保護カバーを利用する・・・結露を防ぐために保護カバーをするのが有効です
- 除湿剤を使用する・・・結露を防ぐために除湿剤を使用するのもおすすめです
まず、コンピュータを低温環境から取り出す前に、しっかりと梱包することが重要です。密閉できる袋を使用し、冷気を遮断することで、結露を最小限に抑えることができます。
また、長期間使用しなかった場合は、特に注意が必要です。使用する前、残った水分を蒸発させる必要があります。
パソコン低温の部屋から高温へ部屋の移動は、徐々に行う必要があります。そうすることで、湿気がほとんど溜まらないようにすることができます。
また、湿度を確認し、新鮮な空気を循環させ、湿度の低い環境を保つとよいでしょう。
PCの結露に気が付いたら
機器内部が結露していることに気づいたら、すぐに対処することが大切です。
まず、電源を切り、乾いた布やティッシュで水分を拭き取ります。
また、電源や接続ケーブルを抜き、乾燥した暖かい場所で数時間(または数日)放置してください。
そうすることで、故障や破損の可能性を防ぐことができます。
これらの手順を踏むことで、冬場の結露からコンピュータやノートパソコンを保護することができます。
パソコンのほこり
パソコンの誇りで通気口が塞がれていると、空気の循環が悪くなり、コンピュータが過熱することがよくあります。古いソフトウェアは、パフォーマンスが低下し、インターネットへの接続が困難になる可能性があります。部品の過熱は頻繁なクラッシュにつながる可能性があります。ホコリがたまると、部品が過熱し、パフォーマンスが低下することがよくあります。
まとめ
室内と屋外の温度差により、結露が生じると、機器内の危険な部品の誤動作や、最悪の場合、完全に壊れてしまう可能性があります。
冬期間にパソコンに何らかの問題が発生した場合、慌てず当社にご相談ください。
厳しい冬でも安心してPCをお使いいただくためにサポートしたします。お気軽にご相談ください。